今大会はここまで2試合に出場。途中出場したタジキスタン戦では、確実にピンチの芽を摘み勝利に貢献した。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 タジキスタン戦の後半途中から出場したDF初瀬亮(G大阪)が、ベトナムとの準決勝出場へ意欲を漲らせた。

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 本職のSBで出場チャンスを狙ってきた初瀬だが、大会前に左膝を負傷してしまった影響でここまでの出場は2試合のみ。それでもフル出場した17日のイラン戦以来、2試合ぶりに出番が訪れたタジキスタン戦では、途中出場ながら上手く試合の流れに入り、ピンチの芽を摘み取った。
 
 集中を絶やさず最後までピッチを駆け回り「出たからにはやってやろうっていう気持ちで入りましたし、少ない時間でも自分の良さは出せたかなと思います」と自ら評価する出来で準決勝進出に貢献。U-20ワールドカップ出場が決まった瞬間をピッチで迎えた。
 
 ベトナム戦では、タジキスタン戦で負傷した舩木翔(C大阪)に代わって、先発出場も十分考えられそうで、「(舩木)翔にないものは持っていると思いますし、ビルドアップや仕掛けの部分は武器。両足使えることも売りだと思っているので、そこを出せていけたらと思います」と、イメージを膨らませている。
 
 そんな初瀬にとって特別な存在なのが、宇佐美貴史(アウクスブルク)だ。今夏にドイツへ移籍した頼れる先輩には「一番かわいがってもらいましたし、サッカーの面でもいろんなことを学んだ」という。
 
「自分がやっていると思っている以上に実はやれていないから、満足せずガンバのSBに食い込めるようになればいいんじゃないかというのは言われましたし、それがいい刺激になっている」
 
 怪我で出遅れた今大会は「自分としても悔しい」との想いを抱くが、不貞腐れることなく日々のトレーニングに励んできた結果、再びチャンスが訪れようとしている。「みんな静かなので雰囲気が良くなれば」と、自ら‶盛り上げ役″を買って出ているという若きSBはきっと、頼もしいプレーを見せてくれるはずだ。

取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)