来日した『三人姉妹』のキャストやスタッフは5人とも女性だった

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インドネシアの女性監督ニア・ディナタが、インドネシア映画の父・ウスマル・イスマイル監督の同名映画(56)を現代版にアレンジした『三人姉妹』。本作がTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催中の第29回東京国際映画祭(TIFF)で上映され、来日したニア・ディナ監督や女優のシャンティ・パレデス、タラ・バスロ、タティアナ・アクマン、共同プロデューサーのメリッサ・カリムによるQ&Aが開催された。

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本作は、個性あふれる三人姉妹の結婚話をモチーフにしたミュージカルだ。ニア・ディナタ監督は、オリジナル版との違いについてこう語った。「この映画は私たちにとってはマエストロであるウスマル・イスマイル監督作よ。でも、いま観直してみると、三人姉妹はきっと他にやりたいことがあったんじゃないかと疑問が湧いてきて。だから現代版では、彼女たちが自分の人生に対してどんな情熱をもっているのかという部分を折り込んだわ」。

長女役のシャンティ・パレデスは、ミュージカルのシーンが大変だったと振り返る。「マーケットでのシーンは気温が43度もあり、本当に300人の客がいたので、他の人がフレームに入ってきたり、バナナの皮で転んだりして、忍耐力を要したわ」と苦笑い。

次女役のタラ・バスロもミュージカルシーンで苦労したそうだ。「みんなの前で歌、踊り、演技を全部一緒にやらないといけなかったことね。特に結婚式のシーンは、朝2時に起き、日の出と日の入りの両方を収録するということで待ち時間が長かったけど、撮影時間はとても短かったの」。

オーディションで役を勝ち取った新星タティアナ・アクマンは「演技も歌も踊りも初めての経験だったから、すべてが大変だった」と激白。「特に試練が大きかったのは最後の結婚式のシーン。砂の上で踊るのはリハーサルに比べて10倍以上大変だったし暑かったし、歌を30分で仕上げるのに必死だった」。

女優3人はそう言いながらも、現場で意気投合できてとても仲良くなれたと笑顔で顔を見合った。

第29回東京国際映画祭は、10月25日から11月3日(木・祝)の10日間にわたり、六本木ヒルズをメイン会場に、EXシアター六本木、東京国立近代美術館フィルムセンター、歌舞伎座、東京国際フォーラムで開催中。【取材・文/山崎伸子】【取材・文/山崎伸子】