2013年に中国で出版された「差距」という書籍は、中国と先進国の間には依然として大きな差があると説明している。さらに同書籍は中国と先進国には具体的にどのような点で差があるのか、またどうして差があるのかという点についても説明している。(イメージ写真提供:123RF)

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 2013年に中国で出版された「差距」という書籍は、中国と先進国の間には依然として大きな差があると説明している。さらに同書籍は中国と先進国には具体的にどのような点で差があるのか、またどうして差があるのかという点についても説明している。

 中国メディアの今日頭条は23日付で、「差距」という書籍の内容を簡単に紹介しつつ、先進国である日本と中国との差について説明している。

 まず記事は、日本と中国の「差」について「100年の差があるというのは少々大げさだが、50年というのは少々控え目であり、80年の差というのが妥当なところだ」と論じていると紹介。続けて、日本と中国に80年もの差があると言える具体的な事例として「幼稚園の差」に言及。「日本では、低所得層の子どもたちは無償で幼稚園に入園することができる」と説明、またこの制度は国籍を問わずに適用されることを伝え、日本では貧しい家庭の子どもでも尊厳のある生活を手にできると絶賛した。なお記事では手放しで制度が適用されるように書いてあるが、実際は条件をみたさねば適用されない。

 さらに、日本と中国の差は各産業においても同様に存在することを指摘、一例としてロボット産業を挙げたうえで、「全世界の産業用ロボット市場における日本のシェアは66%だが、中国はわずかに1.2%に過ぎない」と指摘。また世界4大ロボットメーカーのうち2社は日本企業であると紹介、中国と日本には「かなりの差がある」と説明した。

 一国が先進国であるかどうかを見分けるうえでは、社会的弱者に対する配慮という要素をバロメーターにすることができる。先進国には人権に対する正しい理解が存在すべきであり、また先進国の社会制度にはすべての人間は平等であり、その尊厳は認められるべきであるという考え方が反映されていることが多い。

 中国は近年、経済面で大きな成長を遂げ、日本経済を規模で逆転したのは事実だが、各産業においては日本企業が付加価値の高い川上の分野を押さえているのに対し、中国企業は付加価値の低い川下の分野に位置しているのが現実だ。また、社会的弱者に対する配慮という点においては、中国ではまだ日本には追いついておらず、日中にはまだ大きな差があるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)