小松菜奈&菅田将暉が主演する「溺れるナイフ」 (C)ジョージ朝倉/講談社 (C)2016「溺れるナイフ」製作委員会

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 小松菜奈と菅田将暉の主演でジョージ朝倉氏の少女コミックを映画化した「溺れるナイフ」の本編から、プロローグシーンの一部映像が公開された。

 同作は、都会から田舎町にやってきたティーン誌のモデル・夏芽(小松)と、地元の神主一族の跡取り・コウ(菅田)の一生に一度の恋を描いたラブストーリー。公開された映像は、夏芽とコウが海に飛び込む映画のプロローグシーンで、コウが夏芽の喉に触れながら溺れていく様子にメインタイトルが重なり、小松によるナレーションも印象的な一場面だ。この描写は、原作単行本第1巻に収録されている第1話のワンシーンを再現したもので、そこへ原作のタイトルロゴが、水中で溺れるかのように浮かび上がってくる。

 原作コミックは、洗練された世界観とリアルな心理描写が支持され、全17巻の単行本の発行部数は累計170万部を突破。「あの娘が海辺で踊ってる」「おとぎ話みたい」など、10代の少女たちの揺れ動く心情を描くことに長けた新鋭女性監督・山戸結希がメガホンをとって映画化したが、山戸監督も「中学生の頃からリアルタイムで読んできて、一緒に生きてきたみたいでした」と原作の大ファンであることを明かしている。

 プロローグで原作のワンシーンを再現してみせた山戸監督だが、「(原作を)そのまま再現するような実写映像化は、確かに不可能かもしれないと思いました。それでも、未来の誰かの血肉にしてもらえるような、かけがえのない青春映画を作るなら可能性は大いにあると思いました」と映画化に際しての胸中を告白。「この時代から、一緒に生きてゆきたいと女の子が思いたくなる、今この時代に生まれるみずみずしい映画として育っていってほしいです。全国の女の子に溺れてもらいたいです」と思いを語っている。11月5日公開。