中国語や中国文化に興味がある、あるいはキャリアアップのためなどといった理由で中国の大学に留学する日本人は多い。しかし、ペラペラになって帰って来る人がいる一方で、全く身につかずに終わってしまう人もいる。その差は、中国人目線ではどのように映っているのだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国語や中国文化に興味がある、あるいはキャリアアップのためなどといった理由で中国の大学に留学する日本人は多い。しかし、ペラペラになって帰って来る人がいる一方で、全く身につかずに終わってしまう人もいる。その差は、中国人目線ではどのように映っているのだろうか。

 中国メディア・今日頭条が23日に掲載した記事では、日本人の中国語がどうして上達しないかについて、中国人による客観的な意見が示されている。まじめ過ぎて法則に縛られ応用がきかない、間違いを恐れるばかり進んで発話できないといった点以外にも、日本人の外国語学習で陥りやすい「落とし穴」があるようだ。

 記事は、日本人は中国語の学習において「Eメールや手紙で学習することを好み、直接の交流をしたがらない」と指摘している。ペンやキーボードを使うばかりで、口を使いたがらないとのことだ。そして、多くの人が細かい文法に関心を持つ傾向にあり、「言語学習を科学研究のように扱うケースすらある」と説明した。何事も手続きを踏みたがる日本人は、文法の理解を重視し、作文でのミスを嫌がる傾向にあるゆえ、読み書きでは高い能力を発揮するが、不規則性が常々生じる口語は往々にして不得手である、と論じている。
 
 また、「中国に留学する日本人は、往々にして外国人の友だちを作るのが難しい」とも解説。外国人にとって日本人は「非常に礼儀正しいが、どこかよそよそしく、心の内をさらけ出すことができない」という印象であり、勉強に対する勤勉な姿勢はしばしば「完璧主義者」と受け取られると紹介した。さらに、「日本の留学生は、より多くの時間を自らの同胞と一緒に過ごす」とも指摘。そして、「中国にいる日本人はグループを作りやすく、教師や他の学生が日本人学生1人に間違った対応をすると、たちまち日本人留学生全体から反発を食らうことになる」と説明した。
 
 グループ化するというのは、日本人に特徴的な防衛意識、互助意識であり、日本国内では学校や職場、さらには「ママ友」などごく日常的に見受けられる事象だ。異国の地での生活で、より防衛意識が高まるのはやぶさかではないが、言語習得を兼ねた異文化交流を目的とした留学で過度に「日本人グループ化」するのはあまり好ましいことではないように思える。

 中国留学していた頃、授業にほとんど出ず語学力も一向に上達しなかった一方、学校の先生や現地人、他国からやって来た学生など数多くの友だちを作って帰っていった日本人がいた。彼のその後は知らないが、熱心に学校での授業に出席し、多少話せるようになって帰って来た人よりも、実は大きな成果を得ていたのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)