青森大学男子新体操部をご存じか。リオ五輪閉会式で世界中を魅了したのは言うまでもなく、その5日後(2016年8月27日)に行われた全日本学生選手権で15連覇を果たした『最強軍団』だ。強さの秘密はどこにあるのか。大竹真リポーターが密着した。

練習場を訪れると、部員たちは新たな大技に取り組んでいるところだった。しかし、1度目は失敗。中田吉光監督からは「なんなんだ、それは」という怒声が飛ぶ。

気を取り直して2度目にトライしたがこれまた同じミスを冒した。すると部員の中から「言ってること理解してる?」「なんでこう上がるの?」という怒声が。ミスを指摘された部員は「ハイッ」と消え入りそうな声。いかにも先輩が後輩を叱っているような光景だが、実はこの2人、同級生(3年)だった。ときには後輩が先輩を叱ることもあるという。この辺りに強さの秘密がありそうだ。

同部は部員全員が同じ屋根の下で暮らしている。住んでいるのは2人づつの相部屋で、特に4年生のキャプテンは毎年1年生のリーダーと同室で生活することになっている。部員たちは毎朝6時起床、寮内の清掃から1日が始まり、土日は洗濯も自分たち行う。こうした積み重ねが互いに遠慮会釈のないアドバイスにつながっているという。

大竹リポーター「先輩、後輩の礼儀を重んじていますけど、下からも言いやすい環境にあるんですか?」

中田監督「言えなきゃ、このチームは作れないです。言われっぱなしもダメ。『(失敗しても)オレはこう思ってんだ』としゃべらなきゃ」

キャスターの近藤春菜(ハリセンボン)「上下関係が素晴らしいですね」

杉山愛(元テニスプレーヤー)「リスペクトはあるんでしょうけど、その中でも仲良くなっていくことでチームの絆もできるんでしょうね」

学生最強軍団は間もなく(11月8日)全日本選手権3連覇の目標に挑戦する。