核兵器開発を指導する金正恩氏(朝鮮中央通信)

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クラッパー米国家情報長官は25日、有力シンクタンク・外交評議会(CFR)がニューヨークで開いたセミナーで、「北朝鮮を非核化しようという試みは、おそらく見込みはない」と述べた。オバマ政権は北朝鮮の非核化を目指しており、情報部門の統括者の発言としては異例だ。

クラッパー氏は、北朝鮮が核開発の放棄に応じないのは「(核武装が)生存のためのチケット(ticket to survival)」だからと指摘。「私たちが望むことができるのは(核開発能力の)ある種の制限だ」と述べた。

同氏はまた、「ややじれったく感じるのは、われわれが有力な武器である『情報』をうまく活用できていないことだ」としながら、非武装地帯からの拡声器放送やビラの散布を通じ、北朝鮮国内に外部の情報を流入させることが、圧力手段として有効であると強調した。

一方、国務省のカービー報道官は25日の記者会見で、クラッパー氏の発言は把握していないとした上で「朝鮮半島の検証可能な非核化を目指す政策は全く変わっていない」と述べた。