子どもを産んだら毎年どのくらいお金がかかる? ⇒年間1人●万円!

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■今回のお悩み

今回の相談者:ミッキさん

「もうすぐ出産。子どもが生まれたら、オムツ代やミルク代など、子どものための費用はどのくらいかかるのでしょうか。また、子どもが大学に入学する時までに、どのくらい貯蓄しておけばよいのでしょうか。節約する方法、計画的に貯蓄する方法を知りたいです」

■子どもが生まれてからかかるお金

編集部 もうすぐ初めてのお子さんが生まれるというミッキさん。楽しみである反面、子どもにどのくらい費用がかかるのか分からず、とても不安なようです。

風呂内亜矢(以下、風呂内) 子どもが生まれる時の「分娩費用(正常分娩時)」については、地域や病院によって幅がありますが、平均50万円前後のようです(※1)。このうち健康保険から42万円の出産育児一時金が支給されますので、自己負担額の目安は10万円前後と考えられます。また生まれてすぐ使うベビー用品にも、10〜20万円程度かかるとすると、ひとまず20〜30万円くらいの支出を想定しておくといいでしょう。

編集部 出産後はベビー服やオムツ代、ミルク代などもかかってきます。その費用はどのくらい見ておけばいいでしょうか。

風呂内 生活用品や食費、教育費など、第1子1人当たりの子育て費用の総額を内閣府が調査した資料(※2)によると、0歳児の平均は年間約93万円。その後も年齢別に見ていくと、小学6年生くらいまでは年間100〜120万円くらい、中学生になり塾などの教育費にお金がかかるようになると、年間150万円くらいになっています。個人差はかなりあると思いますが、子どもが生まれてからは1人につき年間平均100万円くらい負担が増える、というのは、一つの目安になると思います。

※1「出産費用の全国平均値、中央値(様式1〜4)」(平成27年度)
 公益社団法人 国民健康保険中央会 

※2「インターネットによる子育て費用に関する調査」(平成22年3月) 
 内閣府政策統括官(共生社会政策担当)

■子どもが生まれてからの貯蓄計画と節約方法

編集部 ミッキさんが、夫婦2人で生活していた時は、家計から月々約10万円貯蓄に回せていたそうですが、子どもが生まれると難しくなるということですよね。

風呂内 そうですね。ただ、子どもを育てるためにお金がかかるのは当然なので、「そういうものだ」と考えることも大事ですよ。子どもがいない時期は貯蓄しやすかったけれど、子どもができると貯蓄しにくくなるというのは、どこの家庭でも同じ。貯蓄に回せていた分が減ったことは気しすぎず、「今後は月3万円の貯蓄は死守しよう」とミニマムを決めて実行するなど、前向きに考えたほうがいいでしょうね。

編集部  子どもが生まれてからの貯蓄の計画は、どう立てていったらいいでしょうか。また、子どもにかかる費用を節約する方法はあるでしょうか。

風呂内 まずは月収の10%の3万円、もう少し頑張れれば5万円くらいまでを目標にしてはどうでしょうか。加えて年2回のボーナスからも、割合を決めて確実に貯蓄する。ミッキさんご夫婦は、すでに貯蓄の習慣ができているので、そんなに難しいことではないと思います。

節約に関しては、食費を除いたベビー用品にどこまで費用をかけるかは、本当に人さまざまです。ほんの少しの期間しか使わないものは、リサイクルやレンタルが便利ですが、ミッキさんはそれにできるだけ頼りたくないとのこと。その上で節約したいのであれば、ベビー用品を安いお店で購入する、使い道が限定されているものは、買うのを控えるなどの工夫をしてはどうでしょうか。

◆ミッキさんプロフィール

フリーランスで働く、社会人7年目の32歳。滋賀県で夫と二人暮らし。結婚7年目で妊娠し、それを機に仕事を中断、現在は専業主婦。夫の手取り年収は、ボーナスを含めて約500万円、手取り月収は約30万円。毎月、家計から月平均10〜12万円を貯蓄に回しており、貯蓄額は900万円以上ある。夫の給料が出たらまず貯蓄分を取り除け、外食費や交際費などの支出もかなり控えている。ただ、子どもが生まれてから、月々お金がどのくらいかかるのかわからず、支出がかなり膨らむのではないかと不安。子どもにかかるお金を節約したいが、ベビー用品はリサイクル品に頼りたくない。また、子どもが大学に入った時に、奨学金は利用したくないと考えており、どのくらい、どのように準備しておけばいいのか、知りたいと考えている。

(ヤマダケイコ/六識)