日本政府はさらに多くの外国人観光客を日本に呼び込むべく、中国をはじめとする各国に対してビザ発給要件の緩和措置を取っている。これに伴ってますます多くの中国人観光客が日本を訪れるようになったが、この状況は日本で生活する日本人留学生にも影響を与えているようだ。(イメージ写真提供:(C)甘来/123RF)

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 日本政府はさらに多くの外国人観光客を日本に呼び込むべく、中国をはじめとする各国に対してビザ発給要件の緩和措置を取っている。これに伴ってますます多くの中国人観光客が日本を訪れるようになったが、この状況は日本で生活する日本人留学生にも影響を与えているようだ。

 中国メディア・人民日報海外版は20日、日本政府による観光促進政策による影響について、中国人留学生の話を紹介する記事を掲載した。

 記事は、「移民政策や観光ビザ政策の調整は、留学生と密接に関わっている」とし、日本政府が今年に入って中国、インド、フィリピン、ベトナム、ロシアの5カ国に対する観光ビザ条件を緩和し、訪日観光客の増加を通じて消費促進を期す措置を取ったことを紹介。日本を訪れる中国人観光客が増えるにつれて、現地に留学する中国人学生は、少なからぬ影響を受けているとした。

 そして、長崎の大学に留学する中国人学生が、「2日に1度、多くの中国人観光客をたくさん乗せた客船が佐世保の港に来るようになった」と語ったことを紹介。5000円までの購入額が免税になることから多くの中国人観光客が買い物するようになり、「急激に増えた商品ニーズに対応すべく商店が値上げをしてしまった」としたことを伝えた。

 一方で、「中国人観光客の増加は少なからぬメリットももたらした」とし、銀聯カードを使ってコンビニエンスストアのATMからお金をおろす際に必要となる手数料が少なくなった、店舗が中国人通訳を求めるようになったことで中国人観光客がアルバイトをするチャンスが増えたといった点について紹介している。

 訪日中国人観光客の増加は、日本や日本人の生活に影響を与えたばかりでなく、中国人留学生の生活にも影響を与えている。それはポジティブなものもあれば、ネガティブなものもあるのだ。日本の生活に慣れている彼らからすれば、一部の中国人観光客が見せるマナーに反する行為は思わず目をつぶりたくなることだろう。ぜひとも、彼らから日本に関する情報を積極的に発信し、観光客も受け入れる側も気持ちよく過ごせる環境づくりに貢献してもらいたい。もちろん、勉学の成就が最優先ではあることは言うまでもない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)甘来/123RF)