中国メディアの今日頭条は20日、中国国内で生産されている自動車に搭載されている「技術」は果たして国産なのかと疑問を投げかけ、「中国産の車と言えども、技術は中国産ではない場合が多い」と論じた。

 記事は、一部の合弁自動車メーカーが「自動車部品の中国国産化率が90%に達している」と宣言しているものの、残10%は依然として輸入に頼っているのが現状と指摘。しかもこれら10%の部品はみな重要な部品・技術であり、どれが足りなくなっても規定の品質規準を満たせなくなると説明した。

 また、三菱製エンジンは中国自動車メーカーにとっての「救世主」であり、三菱製エンジンを搭載している国産メーカーは決して少なくないと指摘。さらに「軽型ディーゼルエンジンにおいて、いすゞ自動車は疑いなく王者である」と説明し、「現在中国のほとんどのピックアップトラック、軽トラック、マイクロバスなどにいすゞ自動車のディーゼルエンジンが採用されている」と伝えた。

 また記事は変速機についても日本メーカーのアイシン・エィ・ダブリュ製を始めとする外国の技術に頼っていると説明。自動車業界において「ドイツと日本は疑いなく業界のリーダーである」と指摘し、完成した自動車は中国産だとしても基幹技術や基幹部品の多くのは今なお中国国外からの輸入に依存している場合も多いと論じた。

 自動車を始めとする製品づくりをビジネスとして成立させるためには、利益だけではなく、ものづくりを愛するという精神も絶対におろそかにはできない。記事が指摘している中国の自動車メーカーに共通するのはまさにこの点であり、中国には自動車や自動車技術を愛する心を持つエンジニアの育成が求められている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)