近年、医療機関では自動精算機による会計システムが普及しつつある。診察待ちに加えて会計待ちでも長時間待ち合いロビーにいなければならなかった頃とは隔世の感がある。医療分野における情報管理システム発達がもたらした恩恵の1つと言えるだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 近年、医療機関では自動精算機による会計システムが普及しつつある。診察待ちに加えて会計待ちでも長時間待ち合いロビーにいなければならなかった頃とは隔世の感がある。医療分野における情報管理システム発達がもたらした恩恵の1つと言えるだろう。

 中国メディア・健康界は23日、日本の医療情報化について紹介する記事を掲載した。記事は、日本が情報技術で世界をリードする国の1つであり、その技術は医療の情報化にも応用されていると紹介。情報システム作りは「わが国のスマート医療の発展に対する啓発的な意味がある」とした。

 また、日本における医療の情報化が「作業効率の向上、情報の共有、情報の開発、利用の強化」という3つの大きな目的のもとで進められたと紹介。予約や会計といった事務的な管理システムを手掛かりに、1990年代中期からは徐々に診療を含む医療サービスを中心とた医療情報システムが発展、現在では病院内における主な作業がほぼ電子化され、順番取りから会計までのワンストップサービスをも実現していると伝えた。

 記事は、医療サービス全体の情報化を進めたことで、患者が診察が受けやすくなる、医療データバンクの充実などで医療の品質が向上し、病院の作業効率も高まるという効果が生じたと解説している。そして、医療・管理・サービスという3つのラインのデジタル化を重視した日本の病院における情報化は、その理念、中身、深さで中国を大きくリードしており「その経験に学ぶ価値がある」とした。

 中国は社会の情報化が決して遅れているわけではない。アリババなどをはじめとするEC産業は爆発的な成長を見せたし、スマートフォンのアプリを使った便利な決済システムも急速に普及した。やろうと思えば医療サービスの情報化だって驚くほどのスピードでできてしまうのだろうが、それがなかなか実現しないとすれば、そこには何らかの「理由」があるのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)