乳首ネタは、お客さんのウケも良かったという篠宮

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結成17年目を迎えたお笑いコンビ・オジンオズボーンにインタビューを敢行。10月26日に発売したDVD「オジンオズボーン単独ライブ『オジンオズボーンが17年やってきた!ワァ!ワァ!ワァ!』」の見どころや17年間について語ってもらった。

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――コンビを組んで17年がたちましたが、これまでを振り返ってみていかがですか?

篠宮暁:いつの間にか、17年がたっていた感じです。あまり実感はないですね。17年はあまり驚かなかったのですが、来年が18年だと思うとゾッとします。高校3年生が大学1年生になるみたいな(笑)。

――この17年の間に芸風を変えたりされていますが、手応えはどうですか?

篠宮:芸人を始めた時に思い描いていた感じとは、えらい違うところに来てしまったなという感じです。始めた頃は、さすがに10年やっていたらテレビにガンガン出て、一流芸人の仲間入りやろうと思っていたんですけど…。10年たって売れなかったら辞めるみたいなことも考えていたんです。

でも10年たって、「まだまだ続けられるな」と思い、30歳まで続けようと。でも30歳を越えて、「まだまだいけるな」と(笑)。このまま一生お笑いですね。100歳超えても、コンビで!

高松新一:自分が思っていた17年とは全然違って…、もっとしっかりしていると思っていました(苦笑)。もっとしっかりした漫才をやっていると思っていたんですけど、アホなことしかしてないですね。

――でもその芸風がお二人の良さだと思います。

高松:17年目の芸人さんって、もっとどっしりした漫才をやっているイメージがあったんですけど、(僕らは)なんかちょっと違いますね。

――今回のDVDは前作から約3年ぶりです。先ほど17年目と18年目は違うとおっしゃっていましたが、このタイミングでDVDを発売されるのは17年目に何か思い入れがあるのですか?

篠宮:そうですね。普通、15年目とか20年目とか節目で出すと思うんですが、このコンビとしての中途半端な具合と不安定さから、あえて17年目で出すことにしました。センスのなさ具合をDVDのタイトルに込めました(笑)。

――このDVDのタイトルには、お二人の思いが詰まっているのですね。

高松:17年って、なかなか微妙なラインを突いていますよね(笑)。

――DVDに収録されているネタは、最近の新ネタが多いですか?

篠宮:ここ3〜4年のネタと、その前の物も少し入っています。

――お二人の一番お薦めのネタはどれですか?

篠宮:乳首のネタですかね。「どんなチクビか当てる」です。あれが一番楽しいです! 自分で考えたんですが、やっていても楽しかったです。ほんと1年目の芸人でも思い付きそうなネタをやるっていうのが楽しかったです。

ことしの春くらいに初めて舞台でこのネタをやった時、舞台で「乳首、乳首〜」って連呼したんです。僕、嫁も子供もいるんですけど、冷静になって考えたら、照れが出てきちゃいました。でも、その照れも楽しかったですね。このDVDに入っている物は、何回か舞台でやった後なので、だいぶん照れも取れていると思います。

――お客さんの反応はいかがでしたか?

篠宮:めっちゃ笑ってくれて。反応良かったです! うちの子、2歳前ですけどめっちゃ笑うんです。最近は、(僕の)漫才をじっと見てくれるようになりました。将来は、僕と同じ道に行かせようと思います。親子で“乳首”ネタを伝統芸能にします(笑)。

高松:僕のお薦めは本編と特典映像に入っている「大きなカブ」です。両方ともネタは前半しか決まっていなくて、後半は何の打ち合わせもなくその場で考えてやっています。それを知った上で見ていただけると、「ここからがアドリブだな」とか分かって面白いと思います。

――特典映像は20分近くあり、その中に「オジンオズボーンヒストリー」が入っているのですが、なぜこれをやろうと思われたんですか?

篠宮:お笑い芸人さんのライブって、ネタとネタの間をVTRでつなぐことが多いと思うんですが、それをするのがあまり個人的には好きじゃないので、何かないかなと思った時に、17年やってきた振り返りのエピソードを若手芸人に寸劇でやってもらおうと思ったんです。

高松:新しいお客さんに、僕らを知ってもらうにはいいかなと思います。

――これまで17年お二人でやってこられて、危機とか大ピンチに陥ったことはありましたか?

篠宮:あまり、思い立って「解散」って言ったことはないのですが、僕は(特典映像にも入っている)トークライブの後はあかんなと思いましたね(苦笑)。

高松:本当に「解散だ」みたいなことは、今までにないんです。でも、背中をかまれた時には「解散だ」と思ったかもしれないです。(篠宮が)僕に危害を加えるわけですから(苦笑)。この事件は大きいですよ! 

――逆に、この17年で一番うれしかったことはなんですか?

高松:僕は’12年に「THE MANZAI」の決勝に行けたことが単純にうれしかったです。ずっと漫才やっていて、やっと漫才の全国大会に行けたみたいな。ちょうど僕たちが芸人を始めた頃に「M-1グランプリ」が始まって、ますおか(ますだおかだ)さんとかアメザリ(アメリカザリガニ)さんとかが舞台で活躍されていて。

とうていあんな舞台に自分たちの実力で立てることはないなと思っていたので。これで決勝に行けるって決まった時が一番うれしかったです。

篠宮:(明石家)さんまさんの番組「さんまのお笑い向上委員会」で、モニターの横でずっと出させてもらっていたんですけど、新年会の収録の時に日本のお笑いトップクラスが集まったんです。最後の記念撮影で、さんまさんの横に自分が入っていたのを見た時はうれしかったです!

――漫才を見ていても仲の良さが伝わってきますが、どんなところにコンビ愛を感じられますか?

篠宮:今回のDVDには入っていないですが、「プールのネタ」っていうのがあるんです。僕が水中にいる高松を素早くビンタするんです。このネタは1年か2年目くらいからやっていて、僕が高松をビンタした数を累計すると1万発をはるかに超えていると思うんです。

でもそのネタに関しては、高松が一切文句言わないのはすごいなと思いますね。歯が血でにじむことも多々あったんですけど。

高松:結構、けがしていますよ!

篠宮:そういえば、昔、番組のネタで、高松のおでこのところをグーでど突くネタがあったんですけど、額が割れて血が出始めて。でもテレビ出たいし、ネタを止めたくないので、シャツで拭きながらやっていたら、ディレクターさんに止められました。

当たりどころが悪かったみたいで、額がパカッと開いちゃって…。そんな状況でも横でケラケラ笑っているというのが、コンビ愛かもしれないですね。相方が引かないっていう。お客さん引いていても、横で一人笑っていましたからね。

――ライブとかでも出血したことあるんですか?

高松:イベントとかでも、ちょいちょいありますね。

――今後、痛いながらもそのネタは続けられるのですか?

高松:極力、やめたいんですけど、振ってくるんだよねー。振られるとやるしかないですね(苦笑)。

――結成20年目に向けて、やりたいことや目標はありますか?

篠宮:あとDVDを10枚出したいです(笑) 。ネタはないけど、DVDは出したい!

高松:どこに向かってんだよ! 出したDVDがどこかのタイミングで1位になるとうれしいです。中古DVD店にいっぱいあるのもうれしいですね。それだけ、たくさんの人が見ているってことですから。

――最後になりますが、ファンの方へのメッセージをお願いします。

高松:今までDVDを何枚か出させていただいたんですが、その中でも一番の最高傑作なんじゃないかと思います。二人とも肩の力が抜けて、リラックスして漫才できていると思います!

篠宮:相方の高松くんの頭が徐々にはげてきていて、このDVDが髪のある高松の最後のDVDになるんじゃないかと…ぜひ、その最後の姿を見てください!(笑)

高松:まだ、あと2枚くらい(髪)もたせてよー(笑)。