24日、韓国・聯合ニュースなどによると、事件の通報を受け40分後にようやく現場に出動した警察が、「出動が遅い」と抗議した通報者や目撃者に手錠を掛け、問題となっている。写真は韓国のパトカー。

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2016年10月24日、韓国・聯合ニュースなどによると、事件の通報を受け40分後にようやく現場に出動した警察が、「出動が遅い」と抗議した通報者や目撃者に手錠を掛け、問題となっている。

全羅北道全州市に住むカンさん(42)によると、カンさんは22日午後10時ごろ、市内の小学校前で、女子生徒5人が他の女子生徒2人を立たせ暴言を浴びせているのを目撃した。ちょうど同時刻に現場を通り掛かった通行人が警察に通報、「すぐに出動する」と言った警察だったが、現場に現れたのはおよそ40分後だった。カンさんと通報者は出動の遅さに抗議したものの警察はこれを意に介さず、女子生徒らの身元などを書き留めた上で帰宅させると、通報者の行為が「公務執行妨害に当たる」として通報者に手錠を掛けた。

これに抗議したカンさんは通報者を助けるため交番まで同行、警察官に手錠を外すよう何度も求めたが、今度はカンさんまで「公務執行を妨害した」として手錠を掛けられてしまった。結局2人は翌日午前2時ごろ留置場に入れられた末に不拘束で立件、15時間以上たってようやく帰宅を許された。

警察関係者は「事件のいきさつを十分に説明したにもかかわらず、酒を飲んだ通報者が40分以上も公務を妨害した」と手錠を掛けた理由を説明、カンさんについては「通報者をパトカーに乗せる過程で車の行く手を阻んだため公務執行妨害容疑で立件した」としている。

報道を受け、韓国のネットユーザーからは警察を批判するコメントが多数寄せられている。

「このニュースを見て警察に抗議の電話をしたら、みんな公務執行妨害罪で捕まるのか」
「これだから警察に権限を与えるわけにはいかないんだ。口で言えばいいものを…」
「手錠はまだいいとして、留置場に十何時間はひどい」

「パトカーを担いで出動したのか?」
「公務の執行が遅いと文句を言うのは妨害だってさ」
「いつものろくてたまらない近所の中華の店だって、出前はこれより早い」
「公務執行妨害の何たるかも知らないやつらが警察官をやっている」

「警察が合法的なチンピラと言われるのにはちゃんと理由がある」
「道を歩いてると、パトカーで休んでいる警察をよく見る」
「この国には実にあきれる」
「これじゃ誰も通報しなくなる」(翻訳・編集/吉金)