亡くなったピート・バーンズ

 英バンド、デッド・オア・アライブのボーカルで、ミュージシャンのピート・バーンズさんが心不全で死去した。57歳だった。ピートさんのマネージャーがソーシャルメディアで、現地時間23日に急死したと以下に伝えた。

 「我々の愛する(デッド・オア・アライブの)ピート・バーンズが昨日亡くなったことを深い悲しみと共にお知らせしなければなりません。我々の特別なスターを失い、家族と友人達は非常にショックを受けています。ピートは本物の先見の明のある、美しい才能ある精神の持ち主で、ピートはみんなから惜しまれ、彼の全てと彼との素晴らしい思い出をみなが大切に思っていくことでしょう」

 ピートさんは1980年にバンド、デッド・オア・アライブを結成し、『ユー・スピン・ミー・ラウンド』で大ヒットを飛ばした。最近は『セレブリティ・ビッグ・ブラザー』などのリアリティ番組に出演していた。

 幾度となく整形手術を繰り返してきたピートさんは最近、「手術の回数は、おそらく300回くらいかな。80歳になったら、天国の神は自分に気づかないだろうな」と自身でも何度手術をおこなったかさだかでないといった発言をしていた。

 チャートで成功を収め始めた頃にピートさんの妖艶な容姿への熱が高まっていったようで、「自分がビジュアルそのものになっていっていると気づいて、よく見えないといけなかったんだ。鼻を折ったんだよ。パンク時代、誰かが英リバプールで自分の頭を打ってきて、片面にそれがあたったんだよね」「若くて、自意識過剰で、カメラの前に立っているとき、写真家たちが『彼の頭を左に向かせてくれないか?』と囁いていたんだ。そしたら『何かしないと』と思うよね」と話していたことがあった。