VRヘッドセットの代名詞といえるオキュラスの新製品「リフト」。ライバルを迎え撃てるか?(https://www.oculus.com/)

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“百花”とまでいかないが
20種類以上が登場

 VR(バーチャル・リアリティー)用のヘッドセットが次々と発売、発表されている。2012年にオキュラス・リフトがクラウド・ファンディングで開発資金を募り出した当時は、VRヘッドセットと言えば他には見当たらなかったのだが、今や主なものでもすでに20を超える機種が発表されている。ことに2016年は機器が出揃い、コンテンツも整い始めて、「VR元年」と呼ばれるほどだ。

 VRヘッドセット、あるいはVRヘッドマウント・ディスプレイ(HMD)は、低価格、中価格、高価格製品の3レベルに分けることができるだろう。

 低価格では、グーグルが当初発表した段ボール素材を使った「グーグル・カードボード」が代表的なもので、価格は15〜30ドル。ヘッドセットというよりは、スマートフォンを差し込むホルダーのようなもので、ホルダー側には操作ボタンなどがほとんどない。インタラクティブ性と言えば、スマートフォンでスタートをタップするくらいだ。VRのエクスペリエンスそのものの質も悪く、長時間じっくり味わえるものではないが、手軽にVRを体験したいのならばいい。

 中価格レベルでは、サムソンの「ギアVR」、グーグルの「デイドリーム・ビュー」、ソニーの「プレイステーションVR」、レイザーゾーンの「OSVR」、LGの「360 VR」などが挙げられる。価格は100〜500ドルで、スマートフォンを装着するもの、一体型、あるいはプロセサーが別にあるものなどがある。ヘッドセットの構造はより優れていてエクスペリエンスがよく、またプレイステーションVRのようにコントローラーが使えるものもある。

 高価格になると、600ドル程度から数千ドルの製品まで出ている。「オキュラス・リフト」「HTC Vive」、マイクロソフトの「ホロレンズ」などが発表されており、ハードコアのゲーマーのためのレベルと言える。

 プロセッサー、コントローラーが別になっているほか、部屋の中に設置するモーション・トラッキング装置が付いてくる。これによって、部屋の中を動きながらゲームをプレイしたり、バーチャル空間を歩き回ったりが可能だ。

 ヘッドセットの付け心地、センサーの数、スクリーンの解像度、フレームの速度などのすべての点においてハイエンドを求めたレベルで、VRだけでなく、前方カメラも搭載して現実世界も可視化し、AR(オーギュメンティッド・リアリティ=拡張現実)への対応機になっているものもある。

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