黒木華とメリル・ストリープ

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 第29回東京国際映画祭のオープニングセレモニーが10月25日、東京・EXシアター六本木で行われ、特別招待作品「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」主演のメリル・ストリープ、フェスティバルミューズを務める女優・黒木華、「コンペティション部門」審査員のジャン=ジャック・ベネックス監督らが出席した。さらにレッドカーペットイベントに引き続き、安倍晋三内閣総理大臣も駆けつけた。この日は雨天のなか、ファン1200人、報道陣757人が集まった。

 割れんばかりの歓声で迎えられたストリープは、「皆さん、ありがとうございます。東京に戻ってこれて嬉しく思っています。東京という街が大好きです。もっともっと探検したいと思っています。オープニング作品に選ばれて、とっても光栄です」と晴れやかな笑顔。そして「この作品を選んでくださったことを名誉に感じております。嬉しいことです」と感謝を述べると、「できれば残って全ての作品を見たいが、アメリカに戻って新しい大統領が生まれる瞬間を見届けなくていけません」と笑いを誘った。

 さらにストリープは、オスカー女優を前に緊張の面持ちの黒木を「ベルリンの映画祭で賞を受賞したと聞きました。東京もそうですが、ベルリンもとても著名な映画祭」と称賛。黒木は自身の着ていた着物と、ストリープの和柄の衣装に視線を移し「衣装が一緒でとっても幸せです。映画でもそうなんですけど、すごくチャーミングな方。私もあんな女優さんになれるように頑張りたいと思います」と喜びを爆発させると、ストリープとほほ笑み合った。

 一方、安倍首相は「今や東京国際映画祭はアジアを代表する映画祭として大きな注目を集めるまでに至ったと思います。やはり継続は力なんだろうな。世界、アジアのクリエイターが注目しています。アジアの人たちが東京にやって来て、世界にむけて発信する。世界の人たちは、東京に来ればアジアがわかる。そんな映画祭として成長したことを嬉しく思います」と本映画祭を称える。そして、「日本の映画が世界において、大いに評価をされる。そういう時代にさしかかっていると思います。映画はその国を知るうえで大変参考になる。日本のパワーである映画に力を込めていきたい。応援していきたいと思います」と言葉に力を込めた。

 第29回東京国際映画祭は、11月3日まで東京・六本木ヒルズほかで開催。