その日のおばんざいメニューからおまかせの3種を提供する「おばんざい盛合せ」(税別990円・手前)/おうち割烹あや富

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京都観光の最後の楽しみは、京都らしい雰囲気の中で食べる晩ごはん。そこで、京野菜を使ったイタリアンや、季節感たっぷりのおばんざいなど、見た目も美しい本格和食から、バルまで、“京都の町家晩ごはん”を多彩に紹介!

1階のカウンター席は目の前で職人の丁寧な仕事ぶりを見ながら食事を楽しめる/おうち割烹あや富

■ 季節の魚とおばんざいを風情ある京町家で楽しむ!

京町家を生かした風情ある割烹「おうち割烹あや富」。490円(税別)からの季節のおばんざいや、厳選した旬の魚など、職人技が光る本格的な和食を気軽に楽しめる。グラス250円(税別)からの日本酒など、料理に合うお酒も充実している。

「おばんざい盛合せ」(税別990円・手前)、「お造り盛合せ」(税別1390円〜・奥)など。その日のおばんざいメニューからおまかせの3種を提供。写真は、万願寺トウガラシの焼きびたし、みぶ菜と京あげ、粉ふき芋。日替りで6、7種が盛られる刺身も美味。日本酒との相性も抜群だ!

1階のカウンター席は、目の前で職人の丁寧な仕事ぶりを見ながら食事を楽しめる。旬の食材や調理法についてなど、わからないことは気軽に聞いてみよう。

■ 町家を改装した空間で錦市場の食を堪能!

京町家をリノベートした錦市場公認施設の「京町家錦上ル」。錦市場から仕入れる新鮮な魚や京野菜などを使ったバラエティ豊かな創作料理がそろう他、ランチタイムは錦市場で購入した総菜を持ち込んで味わうこともできる。

「女子会コース」(4320円)は、和の食材や技法を用いながら、イタリアンの要素を取り入れて遊び心を演出した女性に人気のコースメニュー。前菜、サラダ、スープ、魚料理、肉料理、デザートの計6品で構成される。ファーストドリンクにはスパークリングワインも。前日までに要予約。

京町家には欠かせない、灯籠をしつらえた庭。1階の座敷と茶室では、庭を眺めつつ食事が可能。

■ 自家製パスタと炭焼きが自慢の町家イタリアン

床ビストロ「ikariya食堂」などを手がけるイカリヤグループの5店舗目は、町家のイタリアン「CINQUE IKARIYA」。京都・大原産の野菜を使った前菜や豪快な炭焼き料理、自家製のクラフトパスタなど、多彩な料理が味わえる。

「牛イチボ肉のビステッカ モンタルチーノ」(1580円・手前)など。炭火で焼いた赤身肉をオイルソースで仕上げたメイン料理や、「チンクエミスト(前菜盛り合わせ)5種」(2680円・奥右)など、ワインが進むメニューがそろう。

オープンキッチンが見える1階、天井や窓に昔ながらの町家らしい風情が残る2階は共にテーブル席のみ。

■ 京町家を生かしたモダンなスタンドバー

京町家をリノベートしたスタイリッシュなスタンドバー「BEFORE9」。全国からえりすぐった8種類のクラフトビールと日本酒が楽しめるほか、お酒に合う創作料理やデザ―トも充実している。

「スティック野菜酒粕バーニャカウダ」(600円・手前)、「鶏の山椒から揚げ」(700円・奥)など。バーニャカウダは酒粕のコクが野菜と好相性。山椒が効いた唐揚げはビールが進む。ビールはSMALL(240ml650円)、LARGE(310ml800円)。日本酒はグラス600円〜。

開放感あふれる空間に町家をリノベート。1階カウンターで支払を済ませるキャッシュオン形式。ドリンクは自分で運び、フードはでき次第提供してくれる。

■ 京都産の有機・無農薬野菜を使ったヴィーガン料理店

京都に初進出した沖縄発の人気ヴィーガン料理店「浮島ガーデン 京都」。肉・魚・卵・乳製品を使わず、京都産や滋賀県産の有機・無農薬野菜による滋味豊かな料理は、菜食主義ではない人にも好評。京町家を生かした空間も魅力だ。

「精進おさかなフライ」(1728円・手前)、「畑の森合わせバーニャカウダ」(1296円・奥右)、「本日のタパス」(324円・奥左)など。雑穀のヒエを使って魚のような味わいを実現したフライは肉・魚・卵を使っていないことを感じさせない満足度の高い一品。タパスは日替りで5、6種類がそろう。

築70年の京町家をリノベート。和モダンな雰囲気の店内は、調理風景が見えるカウンター席の他、中庭を眺められる8人までの半個室もある。【関西ウォーカー編集部】