日本では「メルセデス・ベンツ Eクラス」と「アウディ・A6」と並んで、高級車の定番として高い人気を集めているモデルであるBMWが販売するミドルサイズセダン「5シリーズ」の新型が海外で発表されました。

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2009年から販売されていた6代目の登場から7年目が経過し、また「メルセデス・ベンツ Eクラス」が自動運転技術をはじめとした先進技術が盛り沢山で登場したこともあり、ライバルである新型「5シリーズ」にはどのような先進技術が搭載されるのか?が注目を集めていました。

新型5シリーズの先進技術としては以下の3つに注目です。

■アダプティブモード

従来のBMWでは、「Sport」「Comfort」「ECO PRO」という3種類に走行特性を切り替えることが可能でしたが、新型「5シリーズ」には新たに「Adaptive」が追加されました。

この新モードでは、ステアリング、ダイナミックダンパーコントロール、トランスミッションが運転スタイルや車両状況に加えて、走行中のルートも踏まえて、車両の特性を自動で変えていきます。

■ステアリング&レーンコントロールアシスト

「自動運転」というと、ボタンを押しただけで乗員を目的地まで自動で運んでくれることを思い浮かべますが、それはまだ夢の話。新型「5シリーズ」では、ステアリングのボタンを押すことで0-210km/hでの車線維持機能を実現しています。

さらに、ウインカーを出すだけで車両が周囲の安全を確認して自動で車線を変更する機能(70-180km/h)も搭載されています。

■クロスロードワーニング

走行中、脇道からクルマが頭を覗かせていることがあります。こちらも注意を向けているのですが、それでも「このタイミングで出てくるの」と思わせるような場面を経験した方は少なくないはず。

新型「5シリーズ」では、各種センサーで前方を確認しており、ドライバーの注意をサポートするとともに、衝突の危険を察知した場合には自動でブレーキをかけて出会い頭の衝突事故を防ぎます。

ボディサイズはフルモデルチェンジを機に、全長が36mm、全幅が6mm、全高が2mmと若干拡大。さらにBMWを象徴するキドニーグリルとLEDヘッドライトが繋がったことでワイド感とフロントマスクの存在感が強調されています。また、ショルダーラインを際立たせることで上質感と躍動感もアップ。

 

インテリアではナビゲーションなどの操作系を刷新。先代ではセンターコンソール上に設けられたダイヤルで操作していましたが、新型ではスマートフォンのようなタッチ操作に対応したほか、すでに「7シリーズ」でも採用されているジェスチャーコントロールも搭載。運転中でも画面を注視することなく操作できます。

さらに、音声認識機能も向上させたボイスコントロールが運転中の操作性をさらに高めます。

また、「7シリーズ」に搭載されて話題となった「リモートコントロールパーキング」を採用。専用のキーを介して車外からクルマを操作できるため、狭い駐車場などに駐車する際に周囲を車外から確認しつつ駐車できます。

全面改良された新型「5シリーズ」。ラインナップは2.0Lターボを積む「530i」をはじめ、3.0Lターボの「540i」、現在では販売の中核を担うディーゼルエンジン搭載モデルも2.0Lの「520d」と3.0Lの「530d」も展開するとのこと。

欧州では2017年2月に導入される予定ですが、肝心の日本への導入時期は未定です。

動画を見るにはこちら

(今 総一郎)

新型BMW・5シリーズに備わる3つの先進技術を動画でチェック(http://clicccar.com/2016/10/25/411008/)