米共和党候補のドナルド・トランプ氏 写真:AP/アフロ

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 米共和党候補のドナルド・トランプ氏が、大統領選の敗北に備えてテレビ局の設立を画策しているとの噂が流れていると、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。

 先日、英フィナンシャル・タイムズ紙は、トランプ氏の義理の息子にあたるジャレッド・クシュナー氏がプライベートバンキングを提供するLionTreeに接触し、メディア企業の立ち上げへの出資を相談したと報道。クシュナー氏もLionTreeもノーコメントとしているが、リアリティ番組「アプレンティス」で人気者となったトランプ氏が、大統領選で得た知名度を利用したテレビビジネスを立ち上げる可能性は十分ある。あるテレビ局の重役も、「彼はまさにエンターテイナーだ」「観客は彼から目を離すことができないからね」と太鼓判を押す。

 「トランプTV」の実現への最大の障害は、5億ドルから10億ドルといわれる設立資金だ。6年前、人気司会者のオプラ・ウィンフリーが独自のチャンネルOWNを立ち上げる際、ディスカバリー・コミュニケーションズは5億ドル以上を費やしている。トランプTVより現実的なのは、米保守派層に人気のあるフォックス・ニュース・チャンネルやフォックス・ビジネス・チャンネルで独自の番組を構えることだという。選挙戦が終わっても、トランプ氏がテレビから消えることはなさそうだ。