25日、サッカーの中国代表監督が交代したことに、日本のファンから皮肉めいたコメントが寄せられたが、中国のファンはこれに意外な反応を示している。写真は中国のサポーター。

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2016年10月25日、サッカーの中国代表監督が交代したことに、日本のファンから皮肉めいたコメントが寄せられたが、中国のファンはこれに意外な反応を示している。

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2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会のアジア最終予選が行われる中、中国代表の高洪波(ガオ・ホンボー)氏が11日のウズベキスタン戦後に辞任の意向を示し、このほど後任としてイタリア人のマルチェロ・リッピ監督の就任が決まった。リッピ監督は2006年のW杯ドイツ大会でイタリア代表を24年ぶりの優勝に導いた名将で、12〜14年に中国スーパーリーグの広州恒大を率いてアジアチャンピオンズリーグ(ACL)優勝やリーグ4連覇を果たしている。

世界的な名将の中国代表監督就任は日本でも大きく取り上げられ、日本のネットユーザーからは、「なんで最初からリッピにしなかったのか?これからは間違いなく強くなるだろうね」「リッピが率いる中国代表はやっかいかもしれんな」と警戒する声がある一方、「手遅れだな」「監督が替わったくらいで勝てるほど甘くない。ACLと違って助っ人もいないし無理」との声も。中には「もし中国が最終予選突破したら、パンツ一丁で富士山に登ってやる」と宣言するユーザーまで現れたそうだ。

これを見た中国のファンは、意外にも冷静に現実を見ているようだ。「(日本のネットユーザーのコメントに)反論の余地がない」「監督が替わったくらいでというのはまさにその通り」といった声のほか、最後の「もし突破したら〜」のコメントに関連して、「中国がW杯予選を突破したらどうするか?」について投稿するユーザーが相次いだ。内容は、「尻丸出しでヒマラヤに登ってやる」「“いいね”をくれた人全員に88元(約1300円)のチップをあげる」「すっ裸で街中を走る」「頭を丸めてやる」「一生、女性モノの服で過ごしてやる」「洗剤を一本飲み干してやる」など、日本のネットユーザーのコメント以上に皮肉めいたものが多い。

中国のサポーターは中国代表に対して愛憎入り混じった感情を抱いていて、これまで何十年も期待を裏切り続けてきた中国代表にはかなり辛辣(しんらつ)な声を浴びせる。中国では欧州のトップリーグの試合が中国中央テレビ(CCTV)のスポーツチャンネルで常に放送されていて、ファンの目が肥えてきていることも背景にある。先日、ウズベキスタンに敗れた後には「もう解散しろ!」「金をかけるだけ無駄」といった厳しい声が数多く飛んだ。(翻訳・編集/北田)