【明晰夢】悪夢を鎮める心構えは、向き合う・無理しない・問いかける

写真拡大

Fuminners(フミナーズ)をご覧のみなさん、こんばんは。
伊藤裕一です。
やっぱり忙しくなると、ついつい犠牲なってしまうのが「睡眠」。
1日は24時間しかないわけだから、こればっかりはどうやったって仕方がない。
だったら、睡眠の質を上げればいいんじゃないかと、フミナーズ編集部と共に眠って、早4回。誰にでもできる悪夢を見ないための簡単な訓練方法を試し、前回から少しずつではありますが、明晰夢を見られるようになってきました。
 
●悪夢にうなされて不眠気味。 悪夢を見なくてすむコツを試してみた
●悪夢で不眠気味。 ストレス解消にも役立つと噂の夢日記をつけてみた
●【夢日記で思考整理】これは夢だ!と夢の中で気づく明晰夢のコツ

明晰夢状態を保つタイミングとテクニック

明晰夢状態を保つタイミングとテクニック

 
前回の記事にもあったのですが、せっかく夢の中で「これは夢だ!」と気づく明晰夢状態になっても、すぐに目が覚めてしまったり、明晰夢状態を保つのってとても難しいんです。
 
最近見たのは、マイクがぽっきりと折れちゃう夢。
失敗系の夢って、夢だとわかって明晰夢状態になれたとしても、どんどん流されちゃうことが多くないですか?このときも、替えのマイクを自分で取りに行こうとしたんですけど、スタッフさんに「ここにいてください!」って言われちゃって…。
どうにかしようとする余りどんどんドツボに。結局悪夢になっちゃったなんてこともしばしばです。
 
書籍「幸せになる明晰夢の見方」などによると、明晰夢をマスターするには、片足を夢の中に、もう片方の足を夢の外に出すようにして現実と夢とのバランスを保ち、夢に引き込まれても、決して夢を見ていることを忘れてはいけないんだとか。
つまり、夢の中に自分をしっかりとつなぎとめる習慣をつける必要があるんだそうです。
今回は夢をつなぎとめるタイミングとテクニックを勉強していきたいと思います。
まずは、タイミングから。
 

夢をつなぎとめるタイミング

明晰夢状態になったとき

明晰夢に入った瞬間がきわめて重要。この瞬間に慌てず、夢を安定化するテクニックを使ってみる。夢が薄れ始めるとき

明晰夢が普通の夢になってしまいそうなときに、安定化のテクニックを使ってみる。意識レベルを高めたいとき

夢と関わる意識を強める、ということなのでしょうか。

 
夢を見始めたとき、中盤、最後に明晰夢を保つチャンスは訪れるようです。
では次に、明晰夢を安定させるためのテクニックを調べていきたいと思います。
 

夢を安定させるテクニック

・落ち着く

→これが簡単そうで難しい。明晰夢状態になっても興奮しすぎず、落ち着いて行動する。

・くるくると身体を回す

→スタンフォード大学医学部睡眠研究センターの創始者、スティーブン・ラバージ博士(神経生理学)が提唱したテクニック。平衡と動きについての情報は、視覚情報と密接な関係にあり、回転という感覚体験が周りの世界の安定像を生み出すため、脳は現実の眠っている身体と連絡がしにくくなるのだそう。

・関与し続ける

→夢の環境と交流する触覚的な方法を見つけるのがよいとのこと。一番簡単な方法は、「両手をじっくりしっかり見ること」だそうです。前回の記事のリアリティチェックでもやりましたね。
どこかにフォーカスをあてて、夢の中での活動をやめないことが大切なんだとか。

夢を安定させるテクニック「両手をじっくりしっかりみる」

・うまくバランスをとる

→夢との交流と、それが夢だという認識のバランスをとる。一方を内に、もう一方を外にという「気づきの状態(マインドフルネス)」のバランスをとるように努める。

・何かにさわる

→触覚を使うことが夢の安定につながるそう。すべての指で親指に触れる、壁や植物、地面に触れる、何かを拾って重さを確かめる、聴覚や味覚に集中するなど、集中力を強めることが重要。

・夢に命令する

→「夢を見ている!」「安定化させる!」など夢の中で実際に声を出してみる。

・瞑想する

夢の中での瞑想は、夢を見ている人の意識をはるかに高いレベルへと引き上げてくれるらしいです。
座って呼吸に集中し、まわりの音に耳を澄ませる。明晰夢状態にあるときに夢の中で座って瞑想をすると、自分が自らの潜在意識の中にいること、夢が自分の反映だという意識を養えるそうです。

夢を安定させるテクニック「瞑想する」

 
なるほど、調べてみるとタイミングとテクニックは多種多様。
難しそうなのは、僕に合わなさそうなので、今度明晰夢状態になったら、「僕は今夢を見ている!」と高らかに宣言し、そこにあるであろう勇者の剣(それなりに重い)を掲げ、「夢を安定させる」と決意を述べたいと思います。
…そんな、最近ハマっているドラマに思いっきり引っ張られた夢を見られたらいいなと思いつつ、今日も夢日記を。
 

題:マイクの悲劇(9/14 27:00就寝 明晰夢!)

ヘッドセットマイクを調節中に折れる出番の2分前取りに行こうとするもスタッフに止められるいや、場所知ってるしそうこうしている間に出番

マイクの悲劇

全く、思い通りにいかなかった…。
いいじゃん、マイクの場所わかってるんだから、取りに行かせてよ。
 

明晰夢状態の“レベル”がある!

明晰夢状態になると、きわめて高い意識レベルになったり、逆にすべてが自分の思い通りにならない場合があります。意識レベルには幅があり、以下の段階に分けられるんだそうです。
 
レベル1
無意識に夢を見ているがまったく思い出せない。
 
レベル2
夢を見ていること、行動したり、決定できたりすることを少しだけ意識しており、夢の内容は思い出しやすい。
 
レベル3
夢を見ていることはわかっているが、夢での物事は自分とは分離していると考える。
夢の環境に影響を与えられない。
 
レベル4
夢の要素と創造に精通している。夢を見ていること、夢のすべてをありのまま受け入れていて、自分との分離がない。
 
レベル5
純粋な意識覚醒レベルに達する。このレベルを知っているのは夢の達人だけなので、実際どんな状態なのかは達人しか知らない。
 
え〜!? 達人にしかわからない世界って…。
そういうのずるくないですか?見たくなっちゃうじゃないですか。よし、修行だ!
 

題:個性とは?(9/20 28:00就寝 ちょい明晰夢)

倉庫の中で後輩に延々ダメ出し内容は「お前の個性をもっと活かせ」的なもの後日、その後輩がオリンピック日本選手団の先頭を歩いているのをTVで観る

個性とは?

結構な明晰夢状態にあったのですが、とくに内容を変えたいとも思わない面白い夢が見られました。レベルでいうと3くらいなのかな?
どのレベルにおいても、安定化のテクニックは使えるそうなので、明晰夢状態を保って夢にできるだけ関わり、夢の中で探検してみましょう。
 

悪夢を鎮めるコツは「向き合うこと」「無理しないこと」「問いかけてみること」

明晰夢が安定したら、今度は悪夢を鎮めることができるのか試していきたいと思います。
 
夢は自分の内面(精神)の現状報告の役割を果たしていて、現実の世界で自分が何をどう感じているのかを反映しているそうです。
よく言いますよね、「夢は大切なメッセージを伝えようとしている」って。
だから、ストレスや悩み、病気や仕事、人間関係が悪夢にあらわれてしまうのも納得。
 
安眠を妨げる原因となってしまう、そんな悪夢たちですが、明晰夢で悪夢を克服することができるそうです。夢の問題を解決し、自分を苦しめているものと対峙すれば、より自由でバランスのとれた精神状態を手に入れられるそうです。
 
しかも、実は悪夢は明晰夢状態になる絶好のキッカケなんだとか。
悪夢を見たらチャンスだと思いましょう。
 

悪夢と対峙する際のヒント

・あなたがどこへ行こうと、あなたはそこにいる

→悪夢から逃げようとせず、悪夢のメッセージが何なのかを見極めようと努力する。

・いつでも抜け出せる

→あまりにも精神的につらい内容だったり、刺激的な内容だったりする場合、一度気持ちを落ち着かせることも必要。無理に夢に関わろうとせず「いつでも抜け出せる」というスタンスでいることも大切。

・自分が安全であると知る

→夢の中でどんなに恐ろしい怪物に出会っても、肉体的に傷つけられることはないので、落ち着く。

・夢の内容を変えるのではなく、自分を変える

→攻撃が悪夢の登場人物をより強力にさせることがあるので、猛獣などに出会ったときは、好意的な感情を向けるようにしましょう。(例えば好意的に接すると、猛獣をぬいぐるみに変化させることもできるんだとか)

・協力を求める

必ず一人で立ち向かわなくてもいいので、夢の登場人物に助けを求める。
 
そうか、マイクの夢のときは、自分でなんとかしようとしすぎたのかぁ…。
 
何度も同じ悪夢を見る場合は、夢日記に「次の章」を作ると自分が理想とするハッピーエンドにできる確率が高まるそう。
悪夢に出会ってしまったら、俯瞰的な視点で分析し、自分自身の考え方を変えてみて、ときには登場人物に助けを求めればいいわけですね。
 
ただ悪夢を鎮めたいだけであれば、対話は必要ないんだとか。
でも、悪夢に問いかけてみると、より自分を深く知ることができるかもしれないそうです。
 

悪夢に問いかけてみる

・なぜ自分を追いかけるのか?
・望みは何なのか?
・何者なのか?
・なぜ自分がこの状況にいるのか?
・自分に手助けできることがあるのか?
・何をあらわしているのか?
・自分に教えたいことは何なのか?
 

悪夢に問いかけてみる

「自分は安全」という気持ちさえあれば、夢に問いかけてみるのも面白いかもしれません。
せっかくなので、やってみましょう。
 

題:メロディ犬(10/5 27:00就寝 明晰夢!)

しゃべる犬カピバラと犬の曲芸を見る途中でトラブル楽屋へ犬がBGMに納得していない夢と気付く犬にヒアリング

メロディ犬

 

残念ながら、犬がどこに不満を抱えているかは聞き出せなかったのですが、夢に問いかけるのは成功したみたい。

悪夢には感情を整理し、心を癒す役割がある

ロザリンド・カートライトという心理学者は、悪夢には現実のネガティブな出来事をなるべくポジティブな方向で感情整理するための機能があると言っています。
また、逆境や困難に立ち向かう抗ストレス機能も備わっている可能性があるとのこと。
 
悪夢の登場人物や存在は、自分にメッセージを伝えたいだけで、傷つけようとしているわけではなく、ただ、駄々っ子のように話を聞いてほしいだけなんだそうです。
悪夢を見ても、「利用してしまおう!」「話を聞いてあげよう」くらいの気持ちでいるのがいいのかもしれませんね。
 
今回は結構いろんな学者さんの名前が出てきましたが、テストには出ないので安心して今日も眠ってください。
 
それでは、次回もお楽しみに。
おやすみなさい。

【明晰夢の方法】悪夢を見ないために心のストレスと向き合う
伊藤裕一さんのフミナー度は『35%』、いま一歩よい眠りがとれていないようです。(前回よりもフミナー度が20%下がりました。もっと下がるといいな。)bnr_list_check

 
●夢を見ると生きていくために大事な情報がわかる? 人によって異なる夢の役割
●幽霊や男に”追いかけられる夢”を見た…夢占いで紐解くその意味は?
●マインドフルネスで睡眠前のネガティブ思考をコントロールする方法
 
参考書籍:
ディラン・トゥッチロ, ジャレド・ザイゼル, トマス・パイゼル「幸せになる明晰夢の見方」(イースト・プレス社)

※体験談は個人の感想であり、特定の効能・効果を保証したり、あるいは否定したりするものではありません。