Doctors Me(ドクターズミー)- 平幹二朗さん急死…入浴中に注意したい5つの事故例と予防対策

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2016年10月23日(日)舞台や映画などで活躍した俳優 平幹二朗さんが亡くなりました。82歳でした。

詳しい死因などは明らかになっておりませんが、自宅の浴槽にて倒れているところを発見されたそうで、お風呂場による事故であると思われます。

これから寒い時期になると増えるお風呂場での事故や病気。そこで今回はお風呂場で多い事故例5つについて医師に解説をしていただきました。

入浴中に多い事故例1:脳梗塞


症状


・ろれつが回らなくなる
・身体の一部分が動かなくなる

原因


お風呂での発汗による脱水などが誘因となります。また、お風呂から脱衣所へ出たときの温度差による血圧上昇が原因となることもあります。

事故に遭いやすいタイプ


・お年寄り
・脳梗塞の既往のある方
・お酒を飲んだりして脱水気味の方

応急処置


そのままできるだけ早く脳神経外科を受診。心肺蘇生を必要とする場合もあります。

予防法


・お風呂の温度を高くしない
・湯船につかる時間を長時間にしない
・脱衣所も十分温めておく

入浴中に多い事故例2:心筋梗塞

症状


・非常に強い胸の痛み
・意識消失

非常に高齢であったり、糖尿病などの基礎疾患があるとそれほど痛みを訴えない場合もあります。

原因


お風呂での発汗による脱水などが誘因となることがあります。また、暖かい浴場から寒い脱衣所へ出たときの温度差で起こることもあります。

事故に遭いやすいタイプ


・高齢者
・心疾患の既往がある方
・動脈硬化を指摘されている方

応急処置


すぐに循環器内科を受診しましょう。心肺蘇生を必要とする場合もあります。

予防法


・お風呂の温度を高くしない
・脱衣所もよく温めておく
・長風呂は避けること

入浴中に多い事故例3:転倒による骨折


症状


・骨折した場所の痛みや腫れ

原因


床が石鹸などで滑ったりした場合が多いです。

事故に遭いやすいタイプ


・高齢の方
・骨粗しょう症をお持ちの方(特に女性に多い)

応急処置


安静にして整形外科を受診します。

予防法


・床が滑らないように工夫する
・手すりなどを付ける

入浴中に多い事故例4:やけど

症状


・患部の疼痛
・発赤
・水膨れ

原因


温度の確認ミスが多いです。

事故に遭いやすいタイプ


・高齢者
・幼児

応急処置


とにかく冷たい水で冷やします。ごく軽いもの以外は医療機関を受診しましょう。

予防法


・しっかり入浴前に手で温度を確認する

入浴中に多い事故例5:溺水


症状


・風呂場の水に溺れた状態で、意識があるケースもないケースもあります

原因


残り湯で遊んでいたケースなどが多いです。

事故に遭いやすいタイプ


・子供

応急処置


水から出して意識状態、呼吸を確認し、必要に応じて心肺蘇生を行い、救急車を呼びましょう。

予防法


・お風呂場に子供が1人で入れないようにする
・ため水をせず、すべて水は抜いておく

医師からのアドバイス

子供さんやお年寄りの死因となってしまうケースも多いお風呂場の事故。みんなで気を付けて、痛ましい事故を少しでも減らしていきたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)