映画監督・細田守の20年にわたる創作の軌跡を辿る!

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秋の一大イベント・第29回東京国際映画祭(10月25日〜11月3日開催)で目玉企画のひとつ「映画監督 細田守の世界」。これまで「庵野秀明」「機動戦士ガンダム」を取り上げ、好評を博してきたアニメーション特集の一環で、国内外からの注目度も高いプログラムだ。

【写真を見る】細田守監督の劇場版デビュー作『劇場版デジモンアドベンチャー』/[c]本郷あきよし・東映アニメーション

数々の名作を生み出してきた細田守監督の貴重な初期作品から最新作までを上映するこの企画では、彼の20年間にわたる創作の軌跡を辿っていく。そこで今回、数あるプログラムの中から見どころをまとめて紹介したい。

まずは、東映動画(現・東映アニメーション)で演出(監督)として活躍していた時代の作品をフィーチャーする「作家性の萌芽 1999-2003 」。細田の劇場版デビュー作となる『劇場版 デジモンアドベンチャー』や、細田が演出で参加したTVアニメ「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」のエピソードも登場。細田の作家性が発揮されている、意外と知られていない(!?)初期の名作たちを堪能することができる。

また、細田守の名を一気に知らしめた『時をかける少女』(06)をはじめ、『サマーウォーズ』(09)、『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『バケモノの子』(15)といった大ヒット作も上映。特に『時をかける少女』以後の10年、細田は“家族の物語”をテーマにしながら、エンタテインメント性に富んだ作品を次々に生み出し、観客層を確実に拡大していった。そんな“創作活動の転機”という視点で、細田自身が是枝裕和監督ら豪華ゲストと共に振り返るトークイベントも見どころだ。

そして、『バケモノの子』の製作現場に300日間密着したドキュメンタリー「プロフェッショナル 仕事の流儀“希望を灯す、魂の映画”」では、細田の映画作りの裏側が浮き彫りに。かつて超大作の監督を降板するという人生のどん底を味わった過去や、つらい経験から生まれた名作の製作秘話など、知られざる細田作品の裏側を垣間見ることができる。

「映画監督 細田守の世界」は10月26日(水)から31日(月)までの期間に上映。貴重な上映はもちろんだが、細田監督が自作を語り尽くす稀有な機会だけに、ファンならずとも絶対に見逃せない特集になりそうだ。【トライワークス】