先制点を奪った小川は、直接FKで自身2点目を叩き込んだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 U-19アジア選手権の準々決勝が10月24日に行なわれ、タジキスタンと対戦した日本が4-0で快勝した。この結果、日本は07年大会以来、10年ぶり(5大会ぶり)となるU-20ワールドカップ出場を決めた。

【PHOTO U-19アジア選手権】小川のゴールから4-0と圧勝し5大会ぶりの出場権獲得
 
 試合は立ち上がりから日本のペースで進んだ。引き気味に守るタジキスタンに対し、日本は最終ラインとボランチでボールを回しながらチャンスをうかがう。6分のCKでは、DF中山がシュート。直後の7分には、堂安のクロスにエースの小川がヘッドで合わせ、いきなり先制点を叩き込んだ。
 
 さらに、19分。今度は左サイドから三好がクロスを供給し、これをペナルティエリア内で受けた堂安がトラップ。そのまま左足で鮮やかなコントロールショットを見舞い、リードを2点に広げた。

 後半は、前に出てくるタジキスタンを受け止める形で試合が進む。日本は何度かサイドからの突破を許したものの、CBコンビがクロスを中央で撥ね返す。そして、突破力の高い2トップを活かしてカウンターを狙った。

 迎えた73分、相手のパスをカットした小川がドリブルを仕掛け、ペナルティエリア付近でFKを獲得。このFKを小川が直接ねじ込み、試合の行方を決定付ける3点目を奪った。

 日本は78分にもセットプレーからチャンスを迎え、84分にもエリア内で中村がシュートを見舞う。試合終盤の88分には、中央をパスワークで崩し、最後は岩崎が左足シュート。タジキスタンの戦意を喪失させる4点目を奪った。

 結局、試合そのまま4-0で終了。過去4大会連続で敗れてきた鬼門の準々決勝を、大量4ゴールの快勝で突破した。

 悲願の世界切符を獲得したU-19日本代表の次戦は27日。バーレーンを1-0で下したベトナムと準決勝を戦う。