中国人は日本人よりも「面子(メンツ)」を重視するため、他人からどのように見られるかを重視する傾向にあり、衣服やアクセサリー、ひいては自動車にいたるまで、見た目で高級ブランドであることが分かりやすいものを好む傾向にある。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国人は日本人よりも「面子(メンツ)」を重視するため、他人からどのように見られるかを重視する傾向にあり、衣服やアクセサリー、ひいては自動車にいたるまで、見た目で高級ブランドであることが分かりやすいものを好む傾向にある。

 日本人と中国人の消費に関する価値観は大きく異るが、日本で暮らしている中国人のなかには日本の価値観に影響を受ける人もいるようだ。中国メディアの捜狐は22日、日本で暮らす中国人女性の消費に関する価値観の変化について紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国人女性の手記として、「自分の価値観が変わったのは、日本で働き始めて約半年が経過したころだった」と紹介。出張で中国に戻って友人と食事をしていた際、友人の女性たちがお互いに「バッグ」を褒め合っている話に「ついていけなかった」ことを伝える一方、「日本で働き始める前は、自分も友人たちと同じく、高級ブランドで全身を“武装”していた」とする一方、「日本で働き始めたことで、ブランド品に対する執着や依存はなくなった」と論じた。

 続けて、中国で暮らす中国人の多くは「日本人もブランド好き」と認識しているとしながらも、こうした日本人の価値観はすでに過去のものだと指摘。日本人は中国人のように、ブランドのロゴマークがでかでかとプリントされたバッグはもはや好まなくなっていると指摘し、「全身をブランドのロゴで飾りたがっている中国人に対し、日本人はもう脱ブランドロゴの段階に突入している」と論じた。

 さらに記事は、日本で暮らすことで変わった価値観として「もっとも良いもの、もっとも似合うもの、もっとも必要なものしか買わなくなった」と紹介。また同時に収納や整理についても日本で学び、消費において「断捨離」という価値観を学ぶことができたことで、「盲目的な消費や廃棄がなくなった」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)