ポリアモリーな3人(出典:http://www.mirror.co.uk)

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ギリシア語の「複数(poly)」とラテン語の「愛(amor)」に由来し、アメリカで造られた言葉「ポリアモリー(polyamory)」とは、包み隠さずに複数の人と同時に恋愛関係を築くことを意味する。米フロリダから、不倫や浮気とは違う誠実な“新しい愛の形”を貫こうと前向きに生きる夫婦プラス彼女の話題が飛び込んできた。

米フロリダ州フォートローダーデールに住むディアナ・ リーバスさん(27)とマニーさん(28)夫婦が知り合ったのは10年前だ。2人は娘のヴァネッサちゃん(7)が1歳の時に正式に結婚し、その後長男ガブリエル君(4)が誕生した。

幸せだったのもつかの間。販売員として働くディアナさんは1人目を出産後うつ状態になり、2人目が産まれるとその症状はさらに悪化した。追い詰められたディアナさんが見つけた解決法は、女性の微妙な心理をなかなか理解できない夫のマニーさんの他に心の穴を埋めてくれる“彼女”を2人の家庭に迎え入れることだった。

マニーさんはこの突飛なアイデアに猛反対したものの、ディアナさんは4年かけて説得した。マニーさんは当時のことをこう振り返っている。

「私は夫婦の関係は良好だと思っていましたし、ディアナはこれ以上何を望んでいるのだろうと腹立たしく思った時もありました。でもディアナは“彼女”が必要だという主張を変えませんでした。そのうちそれでディアナが幸せになるのならと私が折れたのです。」

夫婦は最初に迎え入れた女性とはうまくいかなかったものの、その女性が紹介してくれたメリッサ・ジェイムスさん(MJ、20)とは息がぴったり合った。

ディアナさんは「MJは若くて陽気でほんとに最高なんです。金髪でピチピチしているところが魅力的でしょう」と語れば、マニーさんもまんざらではない様子。3人は今ではキングサイズベッドをシェアし、お互いに恋愛関係にあるという。

そして夫婦は子どもたちにも3人の「ポリアモリー」な関係についてオープンに話をしている。ディアナさんとボートの販売員であるマニーさんが仕事中は、MJさんが子どもたちの世話をする。長女のヴァネッサちゃんは「2人の母親ができて嬉しい」と無邪気に語りMJさんによく懐いている。複雑な3人の関係については全く気にかけていないようだ。

一方のMJさんは「私は子どもを産みたいとは思わないの。もうこの家庭に2人も子どもがいるし。今の状態を望んでいたわけではないけれど、これ以上の幸せはないってくらいみんなを愛してるわ」と満足そうだ。

ディアナさんによると、複数のパートナーの存在は、精神的だけでなく身体的な満足度アップにもつながっているという。彼女からはこんな大胆な発言も飛び出した。

「1人が子供たちの世話をしている間に2人がペアになってベッドで楽しむこともあるわ。3人でいろいろな愛の形に挑戦しているところよ。冒険をしている感じね。」

ただポリアモリーな関係には“嫉妬”がつきもの。ディアナさんは「男が1人に女が2人でしょう。時々1人だけ取り残されたような気分になってしまうことがあるの。でもそんな時は問題が大きくならないうちにきちんと話し合うようにしているわ」と語っている。

今の3人の最大の悩みは周囲の人々の理解を得ることだそうだ。ポリアモリーの関係について世間の風当たりは冷たい。マニーさんは「子どもたちが学校でいじめられたりしないかと心配はつきません。普通とは違いますが、私たちはとっても幸せな家族です。問題があれば乗り越えていく自信もありますし、時間をかければきっと理解してもらえると信じています」と語る。

「親は私たちの関係を相当嫌っているわ」とディアナさんは明かすも、それでも3人は“他の人にどう思われようと一生涯をともに過ごすこと”を誓っているという。現在住んでいるフロリダ州では違法ではあるが、できればそれぞれと結婚したいということだ。実現すれば3組の結婚となる。

ディアナさんは「正式に結婚はできなくても、ちょっとしたセレモニーをして家族になったことを確かめあいたいの」と前向きだ。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 A.C.)