メリル・ストリープ

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アカデミー賞で通算19回ノミネート(受賞3回)と史上最多記録保持者であるメリル・ストリープ。これまでにも数々の実在の人物を演じてきた彼女がなんと伝説のオンチ歌手に扮した映画『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』が、第29回東京国際映画祭オープニング作品に選ばれたことを受けて、メリルが来日し記者会見を行った。

『マンマ・ミーア!』『イントゥ・ザ・ウッズ』といったミュージカル作品で演技力だけでなく歌唱力も披露してきたメリルが今回演じたのは、世にも稀なオンチなのに、音楽の殿堂として知られるカーネギーホールを満員にした伝説の歌姫マダム・フローレンス。

会見場に登場したメリルは、マイクがオンになっていなかったことで冒頭の挨拶をやり直すというアクシデントに見舞われながらも快く対応。東京国際映画祭のオープニング作品として選ばれたことについて聞かれると、「オープニング作品に選ばれたことを大変光栄に思うわ。今回、スティーヴン・フリアーズ監督やヒュー・グランドら共演者はみんな仕事で忙しくて、私だけ暇だったからこうして来ることができたの(笑)」と冗談を交えながらコメントした。

オンチな歌手を演じるにあたっては想像以上の苦労があったようで、「今回、2ヵ月の間トレーニングして、オペラのアリアをちゃんと歌えるようにしたの。その後、2週間かけてその歌い方を崩したのよ」と、段階的に役作りしたことを明かした。また、自分の夢について聞かれた際には、「今でも歌手になる夢を抱いているわ。だけど、あまり上手ではないので努力しないとね」と謙遜してみせた。

海外メディアも多く駆けつけたこの会見中には、ヒラリー・クリントンが自身の映画が作られるならメリルに演じてほしいと発言したことなど、アメリカ大統領選挙に関する質問も飛び出したが、メリルは「(彼女を演じるために)どういうアプローチをするかに関しては分からないわ。彼女が偉業を成し遂げるのはこれから。未来の話だから」などと切り返している。

最後、東京五輪について話が及ぶと、「人が多いところが苦手なので、実は一度もオリンピックは観に行ったことがないの。でも、2020年を待たずとも来日したいわ」と、再来日を約束してくれた。

メリルのほか、ヒュー・グラント(『ブリジット・ジョーンズの日記』)、サイモン・ヘルバーグ(『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』)、レベッカ・ファーガソン(『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』)、ニナ・アリアンダ (『ハンニバル』)などが出演。監督は、『クィーン』『ハイ・フィデリティ』のスティーヴン・フリアーズ。

『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』がオープニング作品として上映される第29回東京国際映画祭は、10月25日(火)より開催。本作は、12月1日(木)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショーとなる。(海外ドラマNAVI)