スペインの最大野党、社会労働党は23日の幹部会議で、国民党を率いるラホイ首相続投の是非を問う信任投票で棄権することを決定した。これにより国民党中心の政権が発足し、10カ月に及んだ政治空白が解消されることが確実となった。

 昨年12月と今年6月の総選挙では第1党の国民党をはじめとする主要4政党がいずれも議会下院で過半数を得られない結果となり、政権が樹立できない状態が続いていた。

 社会労働党の幹部は同日の臨時会議で採決を行い、信任投票を棄権することを139対96の賛成多数で決定。

 信任投票は今週予定されており、29日か30日に第2回投票が実施される見込み。

 社会労働党はこれまで、サンチェス前党首の下でラホイ氏の信任を拒否してきたため、今月末の期限までに政権が発足できず、1年間で3回目の総選挙が行われる可能性が高まっていた。サンチェス氏は今月、党の決定を受けて辞任した。

 国民党が下院(350議席)で占める勢力は137議席にとどまっており、残りは社会労働党と新興政党のポデモス、シウダダノスが三分している。政権樹立後も不安定な議会運営が続くとみられる。

[マドリード 23日 ロイター]




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