人間には、「Introverts」と呼ばれる内向的な人と、「Extroverts」と呼ばれる外向的な人がいます。対照的なタイプで、好みや考え方が異なる2つのタイプのどちらが人生において得なのかについて、ムービー「Introverts vs Extroverts」が解説しています。

Introverts vs Extroverts - YouTube

世の中にはIntroverts(内向的な人)とExtroverts(外向的な人)の人がいますが、どちらの方が良いのでしょうか?



初めてIntrovertsとExtrovertsを定義付けしたのは、心理学者のカール・ユングです。なお、彼自身は「Introversion」と「Extroversion」という用語を使っていました。



ユングの考えは、ドイツ人心理学者のハンス・アイゼンクによって受け継がれて、IntrovertsとExtrovertsとして心理学的に確立されました。



一般的に、Extrovertsは心理学的にArausal(覚醒)が低い状態にあるため物理的にも心理的にも興奮するものを求めるのに対して、Introvertsは満足に到達しやすい傾向にあります。例えば自転車に乗ることを考えた場合、Introvertsは静かな公園をサイクリングするのを好むのに対して、Extrovertsはダウンヒルなどエキサイティングなスポーツライドを好みます。



深い考えに関係しているとされる前頭前皮質をIntrovertsとExtrovertsで比べると、物事をじっくりと考えるIntrovertsに対して、Extrovertsはより衝動的であることがわかっています。その代わりに、Introvertsの方がより疑い深く、不安や沈んだ気持ちを持ちやすい傾向にあります。



さらに脳を詳しく調べると、Extrovertsの方がゲームや勝負では、よりドーパミンの報酬系が活発に働くことがわかっています。



社会的な生き物である人間にとって、他人と交流を持つときにドーパミンが放出されます。



他人を信頼するという人間の持つ性質は、狩りで獲物を捕らえたり、敵からの攻撃を防いだりするのに非常に重要になります。



しかし、人間関係はIntrovertsとExtrovertsにとって大きな影響を与えます。Extrovertsは、風景の写真を見るよりも人間の写真を見るときの方が強い反応を示します。



これに対して、Introvertsは人間の写真でも風景の写真でも同じレベルで反応を示すという違いがあります。



このことは、Introvertsがお金を稼ぐのに関心がなかったり、周りの人のことが嫌いだったりするというわけではありません。



遺伝的な話で言えば、IntrovertsとExtrovertsにはそれぞれ大きな利点があります。例えば、Introvertsは物を積み上げて敵の侵入を防ぐという能力に優れていたのに対して、Extrovertsは大量の獲物をゲットする能力に長けていました。



130人の被験者を使った実験では、2つの特性を持つ人にはそれぞれの遺伝的特徴が見られたとのこと。



学校教育などでは自分自身を外部にさらけ出す、Extrovertsに親和的な行動が評価されます。グループワークなどは代表的な例。このような集団行動の中で創造性が磨かれるという考えがあります。



しかし、社会性のある動物では、集団行動では知らず知らずのうちに他人の行動に追随する現象が起こりやすいことがわかっています。つまり、こういう行動は創造性にとって邪魔なものになり得るものです。



脳神経学者によると、グループの行動に反対しているときに脳の扁桃体が活性化するとのこと。



Introvertsは恥ずかしがり屋で一人で行動するのを好むものだと考えがちですが、実際にはIntrovertsは、多くの人とではなく一人、二人の親密な人との会話を好みます。



さらにはIntrovertsは、公衆に向けて話すようなプレゼンテーションの話し手という立場もうまくこなせることもわかっています。



近年、IntrovertsとExtrovertsのちょうど中間の「Ambivert」という存在があることがわかってきました。



340人のコールセンタースタッフについて3カ月間、調査したところ、IntrovertsとExtrovertsのスタッフが1時間に平均138ドルの利益を上げたのに対して、Ambivertは208ドルも利益を上げたことがわかったとのこと。



IntrovertsとExtrovertsのどちらが良いという結論はなく、それぞれ良いところがあるというわけです。