■白石あさえの目指せコースデビュー! 連載●第30回  〜カリスマコーチ内藤雄士がビギナーのために特別レッスン〜

◆手首を固定することで、方向性が高まる

内藤雄士コーチ:以下内藤 前回のアプローチのレッスンでは、基本的な打ち方を練習してもらいました。その時に「アプローチはフォローを取らずに、インパクトで終わりでいいです」と話したことは覚えていますか?

白石あさえ:以下白石 もちろんです。でも、それがなかなかうまくできませんでした。止めようとすると、全然ボールにきれいに当たらないんです。

内藤 今回はうまくボールにコンタクトするために、より具体的な動きを覚えていきましょう。

白石 わかりました。よろしくお願いします。

内藤 アプローチで大切なことは、距離感と方向性です。フルショットはフェアウェーやグリーンに幅があるので、ある程度アバウトでいいですが、アプローチはピンに寄せたいので、より正確なショットが必要になります。

白石 だから、インパクトで終わりでいいというわけですか?

内藤 間違いではありません。ただ、クラブを止めるのではなく、クラブが止まるというのが正しい表現かもしれません。要するに手首の動きを極力抑えたスイングをする必要があり、そうするとインパクト後は、手首の形はロックされたままになっているのです。よくプロのアプローチのフィニッシュの形がみんな同じように見えるのは、インパクトで仕事は終わっているからなんです。

白石 手首の角度を変えないで打つということですね。どこに注意すればいいですか?

内藤 いい練習法を紹介しましょう。クラブのグリップ側が長くなるように棒状のようなものをあてがいます。その延長した棒が左脇を抜けるように構えます。これでアドレスはハンドファーストになっているはず。この状態から棒が体に当たらないように振るだけです。体に当たってしまうのは、手首を使っている証拠。では、やってみましょう。

白石 手首を使うと体に当たっちゃいますね。これはすごくわかりやすいです。手首をロックしたまま目標の方に押す感じですか?

内藤 押そうとすると手元が体から離れてしまうので、あくまでも体の回転をさせながら両肩、手首の関係性が変わらないように振ることがポイントになります。すると、入射角も一定になり、ダフリやトップのミスも出にくくなります。グリーン周りでつまらないミスをしないことが、スコアを出すために必要なことです。

白石 道具を使っての練習は感覚がつかみやすくて、体で覚えられますね。

●スティックを使って、「手首を使わない」感覚をつかむ

これは悪い例。手首をこねてしまうとフェース面の向きが一定にならず、ショットの方向も距離感も不安定に。

手首を使わずにロックした状態でインパクトを迎えて、フォローは取らなくていい。

スティックをシャフトの延長線上になるように持ち、スイングする(写真上)。インパクトの後、左脇にスティックが当たると手首を使っている証拠。きちんと手首をロックできていれば、ステッィクは体に触れない(写真下)。

手首の形がキープできるとフェース面も真っ直ぐに動いて、ショットも安定する。「アプローチは方向性が重要です」

(内藤雄士プロフィール)
ないとう・ゆうじ●1969年生まれ。東京都出身。日本大学ゴルフ部出身。ゴルフ部在籍中に渡米し、アメリカの最新理論を習得。1998年にプロゴルファーを教えるツアープロコーチとして活動を開始。日本にツアープロコーチという概念を持ち込んだパイオニア的存在で、丸山茂樹の米ツアーでの活躍の立役者となった。その後も多くのプロのサポートを行なう傍ら、ジュニアゴルファーの育成にも積極的に取り組み、日本ゴルフ界の根本的レベルの底上げに尽力している。ゴルフを中心としたメディアでのレッスンのほか、ゴルフネットワークでのトーナメント解説など、活躍の場は多岐にわたっている。

(白石あさえプロフィール)
しらいし・あさえ●1991年生まれ。千葉県出身。昨年念願だったグラビアデビューを果たす。この秋も各週刊誌の表紙、グラピアページに登場。セクシーなボディーで注目を集めている。最近は競馬も趣味に加わり、「南関ガールズ」として、競馬場イベントにも多数参加。近況は公式ブログとインスタグラムに随時アップされるのでチェックを。ゴルフのほうは最近、練習量を増やして、急成長中。「ジャストミートすると、気持ちのいい音がする。その割合が高くなってきた気がします」。内藤コーチもその変貌ぶりを認めており、そろそろコースデビューのお許しが出るかも!? 身長:164僉B:94 W:60 H:88 血液型:A型。

出島正登●取材・文 text by Ideshima Masato