フレッシャーズ編集部

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ビジネスマンをイメージするとき、整えられた髪型、折り目正しいスーツ、磨き上げられた靴、そして腕には輝く腕時計を連想するのではないでしょうか? 社会人の一般常識として腕時計は必須です。学生のころは時間を見るという本質的な用途よりも、ファッションの一部として捉えられる印象もある腕時計ですが、社会人になれば、TPOに合わせた形での腕時計をしなくてはなりません。では新社会人はどのような時計を身に着ければいいのでしょうか? デキるビジネスマンの時計選びのコツをお伝えします。

◆スマホで時間チェックはNG! 新社会人にとって時計は必須アイテム

携帯電話やスマホが普及しきった昨今では時間を確認するために携帯を見る機会が多くなりました。しかしビジネスシーンにおいて携帯を取り出して時間を確認する行為はマナー違反です。取り出した携帯電話がいきなり鳴りだしてしまっては打ち合わせなどの邪魔になりますし、そもそも相手と話しているのに携帯電話を一々見るのは失礼にあたります。場合によっては腕時計をしていないということ自体がビジネスの場においてはマナー違反として受け取られる場合もあるため、新社会人であろうとなかろうと打ち合わせの間は携帯電話はしまっておき、腕時計をつけるようしましょう。

ブランド商品を身につければ仕事ができそうに見える?

◆新社会人はシンプルで見やすい時計を選ぼう

プライベートでは派手なデザインの時計や、デジタルのダイバーウォッチなどを好んでつけているかもしれませんが、それらはビジネスシーンにおいては不適切です。特に新社会人の場合はそういったものをつけていると、周りによくない印象を与えてしまいがちです。まずはファッション性よりも機能性を重視したシンプルなもの、例えば「黒革・白文字盤の三針時計」などを選ぶようにするといいでしょう。ポイントは一目で時間がわかることと、極めて時間が正確であることです。学生に比べて時間をより大切に扱わなければならない社会人にとって、誤差は禁物です。定期的に時刻を調整してくれる電波時計などは便利です。

◆適度に高級感がある時計を選ぼう


一般的なビジネスマン像をイメージした時に腕時計も含まれるように、腕時計は意外と人目について、印象を残すものです。高価なブランド物である必要はありませんが、新社会人であっても適度に高級感がある物を選びましょう。相手に見えた時に、この人は身なりにも気を遣っているんだ、という清潔感を持たれやすく、またカジュアルなものや派手なものに比べてスーツにも合いやすいのが特徴です。シンプル、かつ上品な腕時計を選ぶようにしましょう。

◆高級すぎる時計はマナー違反?

社会人としての意気込みを反映したり、初任給で奮発したり、といった気持から高級な腕時計を買いたくなるかもしれませんが、高すぎる時計は避けたほうが無難です。上司や先輩、もしくは取引先相手よりも高いブランド時計を身に着けているだけで、相手に悪い印象を与えてしまいかねません。新社会人であれば5万円以内の時計に抑えておけば、周囲の反感を買う心配はないでしょう。また営業職に携わる方であれば、5万円で2つの腕時計を買うといいう選択肢も有効です。営業マンは移動が多いため、その分紛失や故障に繋がりやすいのです。

◆さいごに

社会人の身だしなみとして用意しなければならないものの中にある腕時計。相手に悪い印象をあたえないため、という制限の下では決して安くないのに楽しめないと思うかもしれません。しかし腕時計はスーツなどと一緒で、社会人の最低限の身だしなみの一部としてとらえ、ファッション性は二の次であることを覚えましょう。時間を見るために携帯を取り出さず、自然と手首を見るようになっているころには社会人としての余裕もできているかもしれません。

文・学生の窓口編集部