<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 最終日◇23日◇マスターズゴルフ倶楽部(6,523ヤード・パー72)>
 兵庫県にあるマスターズゴルフ倶楽部を舞台に開催された「マスターズGCレディース」。最終日も伸ばし合いとなった戦いを制したのは、トータル17アンダーまで伸ばした全美貞(韓国)だった。
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 3日目を終えて首位の笠りつ子、鈴木愛とは4打差。好調の2人が好位置につける展開に「優勝は全く考えてなかった。今日は風が強いから難しいと思って、スコアを落とさないように心がけました」と自分のゴルフを徹底した。するとパッティングの調子が思った以上に良く前半だけで3バーディ。さらに10番、12番、13番とスコアを伸ばして首位を走る2人を捉えた。
 そして17番パー3でティショットを「最終日にここにつくと思って練習してた」ピンの左につけ、ラインを読み切りバーディを奪取。頭一つ抜け出すと、後続の2人がスコアを伸ばせず通算24勝目が決まった。
 ところで全はホールアウト後、パッティンググリーンでプレーオフに備えていたが、その時の心情は意外なものだった。「プレーオフになると思ってたけど、やりたくない」。今年の「CAT Ladies」、「マンシングウェアレディース」で負けており、昨年の「Tポイントレディス」でも6ホールに渡る死闘の末に飯島茜に敗れていた。そのため「私が終わったとき笠さんと鈴木さんは16番終わったところだった。だからプレーオフになるくらいなら連続バーディで勝たれた方が良かった(笑)」。笠が18番のバーディパットを外した時は喜びよりも安堵の方が大きかった。
 日本ツアー通算24勝は具玉姫を抜いて韓国人最多優勝となった。「具玉姫さんが亡くなってから勝てなくなって。(トップに立ったのは)不思議な気持ちですね。いずれ後輩に抜かされると思うけど、最多勝として恥ずかしくない選手になれるようにプレーだけでなく行動もしていきたい」。最後はピッと背筋を伸ばした。 
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