(写真提供=KLPGA)

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秋の到来によってゴルフ界も衣替えの季節を迎えている。各社の2016年秋冬モデルの新作が各地のゴルフ場で花を咲かせていると思うが、お隣・韓国では今、ちょっとした“ゴルフウェア戦争”が勃発していることをご存じだろうか。

今や韓国女子ゴルファーたちの活躍は日本はもちろん、アメリカにまで影響を与えているが、試合結果だけではなく、彼女たちが着ているゴルフウェアまで売れに売れているそうだ。

韓国国内のゴルフウェア市場は、2015年基準で3兆ウォン(約3000億円)にもなるという。2010年の同じ数字を見ると1兆5000億ウォンとなっており、わずか5年で倍増したことになる。ものすごい成長を見せている市場ということがわかるだろう。

女子ゴルファーたちにとって、ゴルフウェアはプレーに集中できるといった機能性はもちろん、自らのアイデンティティを表現し、ファンやギャラリーたちを魅了する武器にもなる。韓国美女ゴルファー“神セブン”たちが魅力的なのも、ゴルフウェアの影響がまったくないわけではないだろう。

だからこそ、トッププロたちが着用したゴルフウェアには注目が集まり、女性ゴルフファンには「自分も着てみたい」という心理も生まれる。

例えば近年、韓国では「ルコック」のゴルフウェアが人気らしい。

「ルコック」はご存知、日本ツアーで活躍するイ・ボミとキム・ハヌルが着ているスポーツブランド。韓国メディアによると、ルコックは商品の企画段階から彼女たちをインタビューし、その好みとプレースタイルに合わせたウェアをデザインしているという。

実際に、今年9月に発売された「イ・ボミコレクション」は若者からの人気が高い。“スマイルキャンディー”を象徴する飴のアートワークをワンポイントにしたデザインとなっており、スマイルワッペンもついている。まさにイ・ボミ自身を表現したような愛らしいらしいゴルフウェアだ。

(参考記事: 艶っぽさまで!? 「イ・ボミコレクション」を本人が着るとここまで似合う!!

そんなイ・ボミに続くように、10月には「キム・ハヌルコレクション」も発売された。こちらは、彼女が好きなハートのモチーフをはじめ、ハヌル(韓国語で空という意味)を連想させるスカイブルーを使っている。

日本発のブランドである「パーリーゲイツ」も韓国の20〜30代女性ゴルファーたちを魅了しているという。「ちょっとオシャレなゴルフウェア」を提案しているパーリーゲイツの人気の秘密には、ヤン・スジンがいる。

はつらつとしたイメージで“おしゃれ番長”と呼ばれるヤン・スジンは、パーリーゲイツとコラボした「ヤン・スジンライン」を発表。フィールドで映えるデザインと色調が人気なんだとか。

「プロゴルファーとしてある程度成功を収めたら、今度はゴルフウェアのデザイナーとして第二の人生を過ごすのが夢」と語ったこともある彼女の本気度がファンに届いた結果かもしれない。

“スターマーケティング”を展開しているメーカーもある。

韓国ゴルフ界の“超絶セクシークイーン”と呼ばれるアン・シネを全面に押し出しているのはアディダスだ。アン・シネの人気は凄まじく、彼女が着たウェアは「次の日に品切れになるほど」(『毎日経済』)なんだとか。

ちなみにアディダスのウェアは、アン・シネだけでなく、KLPGA広報モデルに選ばれ韓国ゴルフ界のニューヒロインとされるパク・キョルも着用している。

韓国女子ツアーは2016シーズン、過去最高の賞金総額(計212億ウォン)を記録し、その成長ぶりを示してきた。そんな韓国女子ツアーの人気に後押しされるように、急成長している韓国のゴルフウェア市場。韓国女子ゴルファーたちの活躍が続く限り、魅力的なゴルフウェアが生まれ続け、その市場も活況していくこと間違いないだろう。

(文=慎 武宏)