子どもの歯ぎしりは放っておいても大丈夫?年齢別の原因とは

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子どもの寝顔はとてもかわいくて、いくら見ても見飽きないというママも少なくないと思いますが、時々歯ぎしりをしていて、ちょっと心配…という人もいるのではないでしょうか? 大阪大学が公表している資料『歯科から見た睡眠医学と睡眠医療』によると、3〜10歳の子の歯ぎしり発生率は、14〜35%となっているので、子どもの歯ぎしりはそれほど珍しい症状ではないのかも。でも、原因っていったい何なのでしょうか?

子どもの歯ぎしりはおもに噛み合わせの調整のため

大人が歯ぎしりをするおもな原因は、環境の変化や心理的ストレスといいますが、乳幼児は、噛み合わせを調整するために、歯ぎしりをすることが多いようです。赤ちゃんによっては、乳歯が生え始めた段階から歯ぎしりをする子もいるのだとか。噛み合わせの調整の他にも、

・0〜1歳:噛む練習や歯ぎしりをして、顎の筋肉を鍛えている

・2〜3歳:乳歯の一番奥の乳臼歯(にゅうきゅうし)の歯並びの違和感をなくすため

・4〜6歳:永久歯に生え変わる歯が出てきて、乳歯と永久歯が混ざるため、噛み合わせが悪くなり、自然に歯ぎしりで調整している

上記のような理由のために歯ぎしりをすると言われているので、子どもの歯ぎしりは、問題ない場合がほとんどなのかもしれません。

なかには気を付けなければいけない歯ぎしりもある

子どもの歯ぎしりは、成長に必要な行為なので特に治す必要はないそう。しかし、なかには“保育園に入園した”“下の子が生まれた”“引っ越しをした”“パパママの喧嘩”など、環境の変化でストレスを感じ、歯ぎしりをしてしまう子も。環境が変わったタイミングで歯ぎしりが始まったら、子どもはストレスを感じている可能性があるため、子どもの様子を見て、ストレスのケアをしてあげてください。

また、6歳を過ぎて、永久歯が生えそろったにも関わらず、歯ぎしりが止まらない場合や乳歯でも、歯ぎしりの音が大きく激しい場合は、成長とは別の原因がある可能性があるので、小児歯科を受診した方が良いでしょう。放置すると、虫歯や歯周病、顎関節症になってしまうケースもあるようです。

一般的には、永久歯が生えそろう頃には、ほとんどの子どもは歯ぎしりが治るといいます。今現在、子どもが歯ぎしりをしていたとしても、焦らずに、まずは様子を見るようにするといいかもしれませんね。

(文・山本健太郎/考務店)