イップスを乗り越え… 山下和宏が初優勝に手をかける(撮影:標英俊)

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<ブリヂストンオープン 3日目◇22日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・袖ヶ浦コース(7,119ヤード・パー71)>
 国内男子ツアー『ブリヂストンオープン』3日目に“63”でラウンドし、トータル11アンダー3位タイに浮上した山下和宏。「最近は調子が上がってきたので、不思議ではないと思っています。しばらくアプローチも悩んでいましたが、悩みが取れてきて不安要素が減っている」と状態が良くなっていることを実感しつつ、悲願の初優勝をかけて最終日に挑む。
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 「いま思えば症状が出ていたのは6〜7年前からで、ショットは良かった分、グリーンに乗っていたのでそこと向き合っていなくて…」。長年くすぶっていたアプローチへの不安を口に出すようになったのは2015年シーズンの開幕頃。そこからは“イップス”というワードとの戦いになったが、最近は「一緒に回る人からも“全然問題ないね”と言われるぐらいまでにはなりましたよ」と改善傾向に向かっているという山下。昨年の日本オープンの会場で練習をしている際になにげなく打ったアプローチをキッカケに練習を重ね、アレンジを加えたことで…
 「いままで“イップスだ”って言っていたことが、打ち方を改善することでミスが減るようになってきた。手がスムーズに動くようになって、誤魔化しつつではありますが、ほかの人から見たら、上手にやっているように見えるまでには。ディボットからでもコロがしのような打ち方で対応できる。パターのストロークのようなイメージで、クラブを持ち変えれば30ヤードくらいはいけます。それまではダフるか、トップするかしかないと思っていましたけどね」。
 ウィークポイントにしっかりと向き合った結果、心境の変化も。「心が晴れてきている。いままでは(最終日最終組でも)“気がついたらそこにいる”という感じでしたが、最近は自信を持って挑むことができる。どうなるかわかりませんが“明日が不安で”という状態ではないですよ」。
 新たな境地で迎える最終日最終組。プロ19年目での初優勝を叶えることはできるか。

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