外食・デリバリー率が高めのミレニアル世代、無駄遣いを減らすには

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ファストフードとファミリーレストランの中間の新業態「ファストカジュアル」や宅配サービスが普及により、今や”調理済み食品”は消費者にとって便利な選択肢となった。そして、これらを活用しているのがミレニアル世代だ。彼らはこれまで以上に外食にお金を費やしている。

食品業界のデータ提供サイト、フード・インスティテュート(Food Institute)が米農務省の2014年食費データを分析したところ、ミレニアル世代は食費の44%、金額にして年間2,921ドル(約30万円)を外食に使っている。2010年から10.7%の増加だ。対してベビーブーマー世代は食費の40%、金額にして2,629ドル(約27万円)だった。

「ミレニアル世代が年齢を重ね、外食できる金銭的余裕が増えたことが支出増加につながっている」と、フード・インスティテュートのブライアン・トッド社長兼CEOは言う。

この現象はアメリカに限ったものではない。10月半ば、オーストラリアン紙(The Australian)は、ミレニアル世代が住宅を購入しないのは、外食のしすぎが理由だと断定する記事を掲載し、論議を呼んだ。

理由が何であれ、この世代がレストランとテイクアウトに費やす金額は年々増加しており、その業態が食費全体に占める割合は、1974年に34%だったが、2014年には50%に達している。

デリバリーは割高

多くのミレニアル世代が、グラブハブ(Grubhub)やシームレス(Seamless)などのフード宅配アプリにますます多くの金を使っていると言っている。宅配料がかかるうえ、注文の最低料金があるためだ。しかも手軽に利用できるため、金額をあまり気にせずにクリックしていって、あっという間にいい金額になってしまう。

ウェブサイト、ザ・ファインシャル・ダイエット(The Financial Diet)のホリー・トランサム編集長は、ニューヨークに引っ越して最初の1か月だけで、シームレスに300ドルを費やした。理由は「目新しさ半分、便利さ半分」だったという。

そこでトランサムは、アプリを削除。その後は利用したいときだけアプリをダウンロードし直し、利用後はすぐに削除している。それでも2016に入ってからだけで、同アプリに418ドルを使ったことが分かり、衝撃を受けた。

「9〜10か月で400ドル程度はそこまで使いすぎではないが、そのお金を別のことに使いたかった」とトランサムは言う。そして例えば毎週1回花を買ったり、プロにハウスクリーニングを頼んだりするなど、そのお金でできたはずのことについて、同サイトに掲載した記事(10月11日付)で詳細に記している。

だが彼女にとって一番の驚きだったのは、お気に入りのメニューは10〜12ドルなのに、1回の注文につき平均20ドルを使っていたことだ。宅配ではなく店頭ピックアップを選んでいれば、注文の最低料金を気にする必要がないため、その額はもっと少なくなっただろうと彼女は言う。

予算オーバーにならないために

外食は犯罪ではない。ただ食費は賢く使い、量よりも質を優先しよう。レストランへの支出を分析するために、お金の管理アプリ、ミント(Mint)やファジェット(Fudget)を活用するといい。パーソナルファイナンスに関する人気情報サイト、ミレニアル・マネーマン(Millennial Money Man)のライターであるボビー・ホイトも、支出を追跡することで食費の管理を行っているという。

それが無理なら、トランサムに倣って宅配アプリを完全に削除してしまうことだ。