トランプ・オ・ランタン? 目立ち始めたトランプの「顔色」への疑問

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米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプの顔色は、目の周りが白っぽい以外はかなりオレンジがかったように見える。だが、テレビ画面の映像調整が必要なわけではない。

ハロウィーンが近づき、オレンジが目に付く時期でもあることから、ソーシャルメディア上では「トランプキン」「トランプ・オ・ランタン」という言葉が目立ち始めた。トランプの顔色がオレンジ色なのはなぜだろうか。30年近く前にテレビに出演したときのトランプは、今とは違っていた。

加齢が原因?

米国立医学図書館のサイトを見ると、加齢に伴いメラニン色素を作り出すメラニン細胞の数は減少し、存在している細胞は大きくなる傾向があると説明されている。そうなると、肌は厚みも色も薄くなり、透明感が増すのだという。加齢との関係を示す研究結果はないようだ。

ニンジンを食べすぎ?

ベータカロテンを多く含むニンジンは、オレンジ色だ。あまりにも大量のニンジンを食べていれば、血中のベータカロテンの濃度が上昇し、皮膚が黄色やオレンジに変わることもある。この状態を「カロテン血症」と呼ぶが、体に害があるというわけではない。

過去のトランプの写真や映像を見ると、2000年には顔色がオレンジに変わってきていたとみられる。約15年間ずっとカロテン血症の状態にあるとすれば、トランプは恐らく計量カップにして2分の1〜3杯のニンジンをほぼ毎日、食べ続けてきたということになるだろう。サツマイモ、カボチャ、メロン、オレンジなどを食べ過ぎても、同様の状態になる可能性がある。

日焼けサロン?

そうはいっても、食べ物の影響とは考えづらい。他に考えられる理由は、日焼けだ。定期的に日光浴をしているか、日焼けサロンに通っているのかもしれない。

あるいは、紫外線に当たりすぎることで肌が受けるダメージを避けるために、ブロンザーやサンレスタンニング剤を使っているかもしれない。これらは基本的には、メイクアップやボディペイントに使われるものと同じで、シャワーを浴びれば落とせるものだ。

サンレスタンニング剤の活性成分はジヒドロキシアセトン(DHA)。角質層にあるアミノ酸と反応させることにより、メラニン様の化学物質、メラノイドを生成する。そのメラノイドが、肌色が褐色に変化させるのだが、2〜4日たてば元の肌色に戻り始め、1週間〜10日後には、角質層が剥離して元の肌色に戻る。

常に現在の顔色でいようとするのでれば、トランプは少なくとも週に2回、ブロンザーを使わなければならないということだ。その時、目を守るためにゴーグルか何かを使っており、目の周りが白っぽくなっているのかもしれない。

一方、DHAの使用は米食品医薬品局(FDA)の承認を得てはいるものの、懸念すべき研究結果もある。DHAの濃度が高い製品は、細胞やDNAにダメージを与える可能性があるというのだ。FDAはこうした結果を受け、DHAを吸引したり口に入れたりしないよう警告している。

いずれにしても、11月に行われる大統領選で誰に投票するかを決める際に重要なのは候補の人柄や政策であり、外見や性別ではないことは確かだ。トランプも、オレンジ色の顔色を気にしないでもらえればありがたいと思うだろう。