瞳で訴えた愛犬 毛色は変われど飼い主の匂いはわかる(出典:http://www.stuff.co.nz)

写真拡大

もしも愛犬が行方不明となったら、飼い主は近所やいつもの散歩ルートを探し回った上、すみやかに関係各所に連絡するはずだ。その時に必ず伝えるのは毛の色や特徴だが…。

ニュージーランドの北端にも近い沿岸の町、オプアに暮らしているキム・ボルグストロームさんとグレタ・シモンズさんの夫妻。2人の子供たちがそれは可愛がってきた“マックス”という6歳のジャック・ラッセル・テリアが今月1日、夫妻が働く「Bay of Islands」という埠頭に一緒に出かけて行方不明になってしまった。家族は大きな不安とともに必死の捜索を続けたほか、キムさんは“報奨金1千ドル”を用意してFacebookでも情報提供を呼び掛けたという。

小さな町ゆえほとんどの人がマックスを知っており、キムさんをはじめ誰もがすぐに情報が入るものと信じていた。しかし意外にも捜索活動は困難を極め、フォックス・テリアと混同した情報があった以外は何の収穫もなかった。ボディは白く顔から首、背にかけては黒色のブチが入っているマックス。しかし実は、人々が知るそのイメージが災いしてマックスは見つからなかったのだ。

そんなマックスを救ったのは、世界にただ1つのナンバーを示すマイクロチップ。これが首の後ろに埋め込まれて番号が動物管理局に登録されていたことにより、行方不明から1週間後、突然「マックスをあるファミリーのお宅で発見」という吉報が飛び込んできた。

夫妻はすぐにそのファミリーのもとへ向かった。玄関ドアが開くと1匹の犬が尻尾をちぎれんばかりに振りながら彼らの胸に飛びこんできた。しかし体格や雰囲気はマックスそのものだが、毛の色は真っ黒。「残念ながら違うようです」という夫妻にファミリーは首を横に振った。その犬は間違いなくマックスだったのだ。

飼い主が見当たらないマックスを、野良犬かのように自宅に連れ帰って世話をしていたと説明したそのファミリー。本来であれば、そうした犬を発見したらすぐに獣医や地域の保健衛生局に相談するべきであった。が、実はそのファミリーの子供たちがマックスの毛を黒く染めてしまっていたのだ。それでもよく面倒を見てくれていたことを知ると夫妻は心からホッとしたもよう。このファミリーに対し不快感をあらわにする声も多い中、マックスを再び胸に抱きよせることができた夫妻は「ただ感謝するのみ」としている。

出典:http://www.stuff.co.nz
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)