準優勝に終わったものの、楠瀬監督は選手たちのポテンシャルを最大限に引き出し、質の高いチームを作り上げた。(C)Getty Images

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 U-17女子ワールドカップ決勝で、日本はPK戦の末に北朝鮮に敗れ、惜しくも準優勝に終わった。
 
 試合後、楠瀬直木監督は悔しさを滲ませながら、率直な感想を次のように述べた。
 
「楽しいサッカーは見せられたと思いますが、最後、仕留めさせられなかったのは、ちょっとかわいそうだったかなと思います」
 
 決勝では数多くのチャンスを作りながらも、決め切れなかった。その要因については、「こういう時もあるのでね。次にとっておけ、ということじゃないでしょうか」と語り、「これからアンダー20の大会がありますし、今、男子のU-19も大会をやっています。こちらは十分、経験させていただいたので、そちらのほうにツキが回ってくれれば」と、同じ代表チームにその想いを託した。
 
 世界の頂点に立つことはできなかったが、「この大会を通して、良いサッカーができたと思っています」と指揮官は手応えを口にする。
 
 勝ち進んでいくにつれ、選手たちの成長も実感したようで、「技術的にも、日本は各国から注目されていたと思う。メンタル的にも、(決勝では)なかなか点が取れなくても、しっかりゲームをコントロールできていた」と労った。
 
 今後に向けては、「また、なでしこジャパンとして、世界を取ってもらいたい。日々、精進してほしい」とさらなる飛躍を願った。