司令塔として決勝でも抜群の存在感を示した長野。(C)Getty Images

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 ヨルダンで行なわれたU‐17女子ワールドカップで、“リトルなでしこ”が2連覇を目指してファイナルに臨んだ。
 
 北朝鮮との決勝は、立ち上がりから日本がペースを握る展開に。キャプテンで司令塔の長野を中心に持ち前のパスワークで攻め込んだ。しかし、いくつか決定機を迎えるものの、ゴールを奪えず、後半の立ち上がりは北朝鮮に押し込まれるようになる。
 
 それでも徐々に盛り返した“リトルなでしこ”は粘り強く戦いゴールを許さない。試合終盤にも惜しいチャンスはあったが、90分間で決着がつかずに勝負の行方はPK戦に委ねられた。
 
 そして──。4人目のキッカーが外した日本に対し、北朝鮮は全員が成功。惜しくもW杯連覇はならなかった。
 
 抜群の足技で違いを見せつけ大会MVPに輝きながらも準優勝に終わったキャプテンの長野は試合後、涙声で次のようにコメントしていた。
 
「世界一を目指してやってきたんですけど、また北朝鮮に負けて……。90分間で自分たちがやらなきゃいけないことがまだ甘かったかなと。でも、ここまでみんなと一緒にやってこられて良かったです」
 
 その表情には悔しさが滲み出ていた。「ここまで来たので世界を獲りたかった」というのは本音だろう。しかし、収穫がなかったわけではない。
 
「試合を重ねるごとにレベルアップできたところは自信を持ちたいです。これからは試合を決められるような選手になって、なでしこでも絶対に活躍ができるようにもっと成長していきたいです」