マレーシアのビーチでサンゴとヒトデを手に撮影する若者グループ(出典:http://shanghaiist.com)

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マレーシア・サバ州のセンポルナにあるビーチで中国からきた若者グループが公然わいせつ行為を働き、大きな問題となったのは今からちょうど1年前。女性がトップレスに、男性が全裸になって局部を手で覆うという写真がFacebookに投稿されたが、マレーシアの法律はこうした行為を許していないのだ。このほどまたしてもセンポルナと思われるビーチで中国人とみられる若者グループが騒動を起こしたもよう。ダイバーや自然保護団体が怒りの声をあげている。

今月上旬、センポルナと思われるビーチで楽しそうに撮影された若者グループの写真がFacebookのあるページに投稿され、「これはマズイでしょ」という批判コメントともに大きく拡散していった。彼らのうち半数は、折ったか、もしくは引っこ抜いた可能性のあるサンゴと生きているヒトデを握っていたのだ。

彼らの愚行についてはマレーシアの英字新聞『ニュー・ストレーツ・タイムズ』も取り上げており、地元のダイバーらは「ここは静かに眠らせておくべき自然が豊かなビーチ。海の生き物、命に対する敬意がない人間が続々とやって来るからヒトデもサンゴも死ぬのだ」と激怒している。サンゴはそもそも死んでいた可能性が高いが、彼らなら生きているヒトデを鷲掴みにしてしまうその感覚で生きているサンゴをも引っこ抜きかねないのであろう。

ただし気になるのは“中国の若者という証拠はない”という意見や報道があること。今年春、日本人の男30名がタイのホアヒンビーチで起こした全裸騒動の例をあげる中国人が意外にも多いのだ。こうした場合やはり重要になるのは普段の行いや身持ちであり、マレーシアの関係当局が日本人に悪い印象を抱いていないことを祈るのみである。

出典:http://shanghaiist.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)