ジャズへの限りない憧憬と愛情が伝わる作品! William P.Gottlieb写真展「Jazz Spirit」を開催へ【Art Gallery M84】

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歌舞伎座(東京・銀座)の真裏に佇むギャラリー「Art Gallery M84」は2016年11月21日(月)よりWilliam P.Gottlieb写真展「Jazz Spirit」を開催する。

■ジャズ史上における貴重な作品展
今回の作品展は、Art Gallery M84の第57回目の展示として実施する個展だ。
William P.Gottlieb写真展「Jazz Spirit」は、1930年代から1940年代の黄金時代に多くのジャズ ミュージシャンを撮影した、ジャズ史上における貴重な作品展である。ジャズが誕生したのが19世紀の初めだった事から、ジャズの写真は沢山あるように思われているが、実は意外に少ない。所属事務所やレコード会社が宣伝用に撮影したものや仲間同士で撮影したスナップぐらいしか残っていないのが現状だ。

ジャズを専門に撮影する写真家の出現は、40年代に入ってからで、ウィリアム・P・ゴットリーブ氏は、ジャズ写真家としてのパイオニアであり、黄金時代であった40年代のジャズは、ゴットリーブの写真の中でしか見る事ができない。そう言う意味で、ウィリアム・P・ゴットリーブ氏の写真は、単なる作品の域を超えて、ジャズ史上、不滅の財産であり、その価値は計り知れない。ビリー・ホリディやマイルス・デイビス等を4 x 5inのネガフイルムを使用するスピード・グラフィックと言う大判カメラで撮影した希少価値の高いゼラチンシルバーのオリジナルプリント作品 約35点を展示する。

強烈なライティングに浮かび上がるミュージシャンの迫力ある演奏シーン。「ゴットリーブの写真には、音楽が写されている。・・・歌い、演奏する者達のそれぞれの表情を克明にとらえており、ミュージシャンの感情、ビューティーがつぶさに見る事が出来る。」とニューヨーカー誌に言わしめた。ジャズへの限りない憧憬と愛情が伝わる作品は映像的にも高い評価がある。写真家ゴットリーブがとらえた個性豊かなジャズスピリッツを感じられるだろう。

■作家からひと言
私は、カメラでジャズのサウンドを伝えたかった。音が聞こえてくるような写真を、それも単に音だけでなく、音の質感までも表現しようと努力した。
ウィリアム・P・ゴットリーブ

■William P.Gottlieb(ウィリアム・P・ゴットリーブ)氏略歴
1917年 アメリカ NY Brooklyn生まれ。
    大学在学中にJazzの魅力に浸透し、Campus magazineに記事を書く。
1938年 ワシントン・ポスト社に入社。ジャズ記者として執筆。
1939年 初めてカメラを手にする。
    当時はフイルムもカメラもとても貴重なもので、写真を撮影する際には
    慎重に行われ、一回ずつ交換するバブル・フラッシュを使い、
    一晩で2ショットあるいは3ショットしか撮影していなかった。
1941年 退社後Maryland大学で教鞭。
1943年 空軍の写真部将校として抜擢。
    大戦後、ジャズ専門誌ダウン・ビートでスター達の記事を書く。
    その後、ダウン・ビート社のアシスタント・エディターとして活躍。
1948年 ジャズ分野から離れ、後31年間は主に教育フィルムのプロデューサーとなる。
1969年 マグロウヒル社の傘下ユニヴァーシティフイルム社の社長となる。
1995年 米国議会図書館がゴッドリーブのジャズ写真を購入。
    アメリカジャズ史の国家的貴重な資料となる。
2006年 自宅にて死去、89才。

■写真集
1979年 写真集「Science Facts You Won`t Believe」出版。
1979年 写真集「Golden Age of Jazz」出版。200枚の写真が掲載されている。

 Art Gallery M84では、「アートを展示する場、鑑賞する場、作品を購入できる場」にとどまらず、アートを楽しみ、アートを通じての自己表現を志す方々が集える場所、アートの可能性を広げていく拠点になることを目指しています。プロ・アマを問わず、幅広く作家を紹介する企画を開催してまいります。