女性議員が赤ちゃんに授乳 アイスランド議会で(出典:http://www.icenews.is)

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アイスランドの女性議員が9月に誕生したばかりだという赤ちゃんを職場である議会に同伴し、授乳しながら登壇、質疑応答をした。中継のためのカメラが回る国会であるだけに、その行為についての是非が物議を醸しているもようだ。

「男性議員がいようと私には母親としての大切な務めがある」として赤ちゃんを議会に連れてきたのは、アイスランド連立与党の中道右派である独立党のUnnur Bra Konradsdottirさん。

議会は新しい移民法案について議論を白熱させており、さすがに質問に立つ際は別の女性議員の手に赤ちゃんをゆだねるのではないかと思われたが、人々の思惑とUnnurさんの方針は違ったようだ。

彼女はテレビカメラが回っていることを承知の上で、わが子を抱きながら登壇。マイクに向かって授乳しながら約1分にわたり発言し、文字通り“仕事と育児の両立”をやってのけたのだ。赤ちゃんが泣いて周囲に迷惑を及ぼすことを第一に心配したというUnnurさん。彼女は上の2人の息子も母乳で育てており、赤ちゃんが自分の腕、胸から無理やり離されたら必ず泣くと確信していたのだという。

その日は閉会まで優しいママの腕の中で大人しく眠っていたという赤ちゃん。実は、アイスランドでは女性が職場に赤ちゃんを連れてくることは当然の権利として認められているとのこと。この国では議員においても女性の数が半数近くまで増えているだけに、議会に同じ風が吹き始めてもなんら不思議はないのだ。ただし授乳やオムツ替えに振り回され、ママ自身が議論に集中できなくなることは避けなければなるまい。

ちなみにイタリアでは、女性議員のリチア・ロンズーリさんが長いこと娘のヴィットリアちゃんを伴って議会に出席している。「誰に何を言われようと娘と一緒」との方針を授乳期から貫いており、この話題に好感を抱いたスペインの女性議員カロリーナ・ベスカンサさんは今年1月、自身の生後5か月の赤ちゃんを連れて国会に出席。しかし彼女の期待ははずれ、スペイン国民の意見は賛否両論であったようだ。

なお女性の権力が強いブラジルのサンパウロ市では昨年、市内のすべての公共の場で「オッパイをあげてよい」という新法案が誕生した。妨害や罵倒などの行為を行った者には1万8千円ほどの罰金が科せられるという。

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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)