9月27日に40歳となったローマFWフランチェスコ・トッティが、輝きを放ち続けている。

20日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第3節のオーストリア・ウィーン戦で、トッティは先発フル出場した。これが欧州の舞台で通算100試合目となるメモリアルゲームだった。


チームが先制を許しながら、すぐに同点に追いついて迎えた34分、トッティが魅せる。中盤からシルクのように滑らかなパスを繰り広げ、ステファン・エル・シャーラウィのゴールをアシストした。


さらに、圧巻だったのは69分。左サイドでボールを持ったトッティは、ゆっくりとしたモーションから右足のアウトサイドでクロスを入れる。これがファーサイドの絶妙な位置に向かうと、飛び込んできたアレッサンドロ・フロレンツィが豪快なボレーで叩き込んだ。


トッティはこれで2アシストを記録。今季のELでは2試合出場で早くも5アシスト目だ。


『Squawka』の記者によると、トッティは2016年に648分間のプレーで6得点9アシストを記録。43.2分ごとにゴールかアシストをマークしているという。トッティが出れば、試合の半分で必ず1点を奪えるという計算になる。


今季がラストシーズンとなる予定のトッティ。だが、ディエゴ・マラドーナ氏が「50歳までやれる」と話したように、引退不要との声も少なくない。確かに、この美技が見られ続けるのであれば…。