9nine

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 10月14日(金)・15日(土)・16日(日)の3日間に渡って、東京・国立代々木競技場第一体育館で音楽イベント「スポーツ・オブ・ハート・ミュージックフェス2016」が開催された。障がい者スポーツを応援する趣旨のもと、「スポーツ×文化」の祭典として2013年にスタートし、今年で4度目の開催となる。今回はアニソン、声優、アイドル、J-POP、K-POPが集結し、イベント自体もスケールアップし、3日間とも大盛況のうちに幕を下ろした。

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その中から初日となった14日のイベントの模様をお届けしよう。この日は、アニソン、声優、アイドルが多数出演。開演時間の前にオープニングアクトに起用されたAsterisk from 2ねん8組が元気なパフォーマンスで会場を盛り上げ、イベントのMCを務める鷲崎健がステージに登場し、トップバッターのAKINO with bless 4を呼び込んでイベント本編がスタートした。大ヒット曲「創聖のアクエリオン」など、美しいハイトーンボイスとダンスで魅せる。その後、女性ボーカリストのメイリアとコンポーザーのtokuによるユニットGARNiDELiAが艶やかなステージを展開し、Rayは11月にシングルとしてリリースするアップテンポな新曲「♡km/h」をいち早く披露。さらに、明るい歌声で会場を華やかにした吉川友、大人っぽい雰囲気とキレのいいダンスとともに「BOOM!×3」などで盛り上げてくれたチャオベッラチンクエッティ、野球のユニフォームを基調にした衣装で「バッチ来い青春!」などを聴かせてくれたこぶしファクトリーが続いた。

アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のエンディングテーマ「RIGHT LIGHT RISE」などを披露した分島花音はチェロを弾きながら歌うスタイルで独特の雰囲気を作り出し、みみめめMIMIはタカオユキの歌に合わせてイラストレーターちゃもーいの映像を大型ビジョンに展開して視覚でも楽しませてくれた。中盤の盛り上がりポイントとなったのは飯田里穂。アニメ「ラブライブ!」の星空凛の声を担当し、μ’sのメンバーでもある彼女は「KISS! KISS! KISS!」など4曲を歌い、会場殿より強い一体感を生み出した。

 時刻は19時30分を回り、後半戦へ。ここから人気アイドルグループが4組続けて登場した。まずはSUPER☆GIRLS。この日の出演者の中で最も人数が多い彼女たちは歌とダンスのコンビネーションで、最新シングル「ラブサマ!!!」をはじめ、「ギラギラRevolution」などを披露し、アイドルらしい煌びやかなステージを見せてくれた。

アンジュルムは4月にリリースした「次々続々」で始まり、今月19日発売のニューシングルから「上手く言えない」と「愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間」も披露するなど、最新のアンジュルムが楽しませてくれた後、最後は力強いダンスと歌が魅力の「大器晩成」を。7月から佐武宇綺、村田寛奈、吉井香奈恵、西脇彩華の4人体制で新たなるスタートを切った9nineは、「愛 愛 愛」や「HAPPY 7 DAYS」など4曲を、息の合ったハーモニーとダンスでチームワークの良さを感じさせてくれた。そして、いい感じの流れでアップアップガールズ(仮)にバトンタッチ。11月8日に日本武道館公演を控えているだけあって、メンバーも気持ちはライブモードに入っていて、「YOLO」「バレバレ I LOVE YOU」にもその気合が込められていた。そしてライブでの定番曲のひとつ「アップアップタイフーン」ではファンと一緒にタオルを回し、盛り上がり必至の「アッパーカット!」で完全燃焼!

 終盤はアニソンや声優で活躍する3組が登場。まずは、15歳でデビューし、4年連続でアニソン最大の祭典「Animelo Summer Live」に出演するなど、進化し続けているアニソンシンガー、鈴木このみ。本人も「これを着ると気合が入る」という真っ白な衣装でステージに登場し、「私がモテないのは、どう考えても、お前らが悪----い!」と曲名であり、アニメのタイトルでもあるフレーズを叫び、最初からハイテンションで会場を煽る。続いて、アニメ「ブブキ・ブランキ」のオープニングテーマだった「Beat your Heart」を歌い、MCで「TVアニメ『アンジュ・ヴィエルジュ』の」と次の曲を紹介しようとした瞬間、会場から大きな歓声が。その勢いのまま「LOVE is MY RAIL」を熱唱し、ラストは「ノーゲーム・ノーライフ」のオープニングテーマとしてお馴染みの「This game」で締めくくった。現在19歳。20歳を迎える11月5日には幕張メッセイベントホールでの「鈴木このみ Birthday Live 2016 〜Cheers!!!〜」の開催も決定している。今回のステージからもまだまだ進化していく大いなる可能性をしっかりと感じさせてくれた。

 そして、飯田里穂と同じくμ’sのメンバーでもあるPile。アジアツアーも展開し、ますます勢いを増している声優の一人だ。「キミがくれたKISEKI」と「Dream of Princess」「NEXT WORLD」を立て続けに聴かせ、伸びやかな歌声で存在感のあるステージパフォーマンスでファンを魅了した。ラストの「Melody」ではポップな楽曲の世界観をステージ上でも再現し、華やかに歌い、そして舞った。

 初日のトリを務めたのは、寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生によるスーパーガールズユニット“スフィア”。1、375、08、28という数字が書かれた衣装を着て登場し、最近のフェスなどでよく歌われている「vivid brilliant door!」でスタート。オーディエンスの歓声と掛け声が一層大きく響いている。歌い終わった後、自己紹介をし、「初披露の曲をお届けしたいと思います」と豊崎が言ってアニメ「装神少女まとい」のエンディングテーマとなっている11月16日発売の新曲「My Only Place」を披露。美しいハーモニーを聴かせ、会場をスフィア色に染めていった。「ラストスパートです!」と最後の曲「LET・ME・DO!」へ。最後はセンターステージへと移動し、より観客に近い場所で4人もライブを楽しんでいるように思えた。

 「声優&アニソン」と「アイドル」は近いようで意外と一緒に出演する機会は多くない。出演者がMCで“異文化交流”と言っていたが、まさしく2つの大きなカルチャーがぶつかり合い、融合した今回のイベントはどちらのファンにとっても新鮮な部分も多かったのではないだろうか。お互いに刺激を与え、受けて、出演者それぞれが今回の経験を生かしてさらに飛躍することだろう。

 2日目の15日(土)は、初日にも登場したPile、鈴木このみ、飯田里穂、アップアップガールズ(仮)、吉川友、みみめめMIMI、SUPER☆GIRLS、チャオ ベッラ チンクエッティのほか、ベイビーレイズJAPANやPyxis、i☆Risなどが登場。歌手、声優として大人気の内田彩がトリを務めた。そして3日目の16日(日)はK-POPデイ。超新星、VIXX、B1A4、EPIK HIGHなどが会場を盛り上げた。