三田園(松岡昌宏)と共に家政婦として働くえみり(清水富美加)/(C)テレビ朝日

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痛み入ります。稚拙な文章を読んでくださって…。本当に、伊丹入りします。ちょっと野暮用で…。まことにビタミン要ります。口内炎だらけで…。

【写真を見る】清水がヘラクレスに引っ張られる!?/(C)テレビ朝日

ええ、もちろん言いたいだけでございます。ええと、普通の見どころ記事をご覧になりたい方、すぐさまこのページを閉じてください。

とまでは言わないが、各局で放送されているドラマやバラエティーなどを事前に完成DVDを見て、独断と偏見とジョークに満ちたレビューで番組の魅力を紹介する、Smartザテレビジョン流の「試写室」。

今回は10月21日(金)にスタートする、TOKIO・松岡昌宏の主演ドラマ「家政夫のミタゾノ」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)を取り上げる。

本作は、松岡扮(ふん)する家政夫の三田園薫が、派遣された家庭・家族の内情をのぞき見し、そこに巣食う“根深い汚れ”までもスッキリ落としていくという痛快ヒューマンドラマ。

松岡は人の家庭をのぞくのが趣味というひと癖ある性格に加え、派遣先の家庭を崩壊させ、再生へと導く“ダークヒーロー”で、家事のスキルはプロ級の三田園を演じる。それも自身初となる女装姿に挑戦している。

とある住宅街にある豪奢な一軒家、現職都知事・小津鮫洋一郎(板尾創路)が家族と共に暮らす自宅に、新しい家政婦が2人やって来る。

花田えみり(清水富美加)、そして思わず凝視してしまうほど大柄な女・三田園薫。実は、三田園は家政婦ではなく“家政夫”…つまり男性だという秘密があった。

小津鮫には妻の清美(赤間麻里子)、息子の直太朗(柾木玲弥)、娘の美帆(畑芽育)という家族が。彼らは一様にプライドが高く、そして三田園らをバカにするような態度を取っていた。

そんな中、三田園らが家事を開始しようとしたそのとき、小津鮫の運転手が誤って小津鮫のシャツにコーヒーをこぼしてしまう。

「今日はどうしてもこのシャツでなくてはいけないのに!」と怒り狂う小津鮫を横目に、三田園は救急箱と食器用洗剤であっと言う間にコーヒーのシミを消す。それが結果的に、三田園の評価を上昇させることになった。

その直前、実は小津鮫の元に「都知事選出馬を取り止めろ」という旨の脅迫状が届いていた。しかもどうやらこれが初めてではないらしく、三田園はゴミ置き場に置かれたゴミ袋を漁り、小津鮫家の内情を探り始める。

ある日、清美から小津鮫への届け物を頼まれた三田園は、その中身をこっそりのぞき見。すると、そこには30億円を超える不正献金と思しき裏帳簿が記されていた…。さらに、清美の衝撃的な秘密も知る三田園。次々と明らかになる小津鮫家の闇を知り、三田園はあるわなを仕掛ける…というのが第1話のストーリー。

必殺仕事人でおなじみの男の中の男・松岡アニキが女装するということで、ずっとどんなビジュアルになるのだろうかと気になっていたが…女性の共演者が絶賛するように、喋らなければ女性にしか見えない。大柄ということもあって、さしずめ“火の鳥NIPPON”のアタッカーのよう。

筆者の身長柄(ミニマム級)、あんなに大柄な女性にはちょっと引いてしまうが、某雑誌の編集者のような背が高い美人系に目がない人は間違って口説いてしまうのでは?というビジュアルだ。彼の評価が気になるところ。

さておき、第1話で三田園たちが働く家庭は、絵に描いたようなお金持ち家族…と見せかけた家庭崩壊寸前の家庭。特に、都知事で一家の大黒柱である父親役の板尾は、どうしてここまで権力者のコバンザメのような役が似合うのだろうか…。あ、だから小津鮫なのか?違うか。

前クールもフジテレビ系のドラマでいい味を出していた板尾。最近の若い人は、彼がほんこんと一緒にお笑いをやっていたということすら知らないんじゃないか?と思うほど、役者として活動の幅を広げているし、第1話は板尾劇場が存分に楽しめる。

そして長男の柾木もまた、何かを抱えたお坊ちゃん姿が実によく似合う。どことなく、骨格も板尾と似ているような気がして、途中から本当の親子のようにも見えた。何と言っても、ある秘密を知って感情を表に出すシーンは必見。結構クールな見た目なのに、あそこまで感情を表に出せるのかと驚く人もいるだろう。

そして、勉強不足で知らなかったのだが、娘役の畑芽育という女優さんが実にいい演技をしていた。反抗期というか、家政婦(夫)をばかにする程よい小生意気な娘感がピッタリ。三田園との関係性の変化でいえば、この子が一番見どころだ。

本当、筆者の思春期の娘も最近あんな感じで反抗的なので、悪い意味で痛み入った。

まあ、まだ結婚もしてないけど。

それはそうと、家庭・家族の内情をのぞき見し、そこに巣食う“根深い汚れ”までもスッキリと落とす痛快なストーリーではあるが、プロフェッショナルな家政婦(夫)の仕事ぶりもたっぷり堪能できるのがこの作品のいいところ。

序盤のシミ消しなんか、先日似たような出来事があったとき、これを知っておけば、フォーマルなパーティーにアブノーマルな…いや、カジュアルな格好をして行かなくて済んだのに…とじだんだ踏んでしまった。一家に一人、ミタゾノさんが欲しいよなあ。いたらいたでちょっと怖いけど。

そして、実は相当なポテンシャルのコメディエンヌ・清水の、元気が良くて真面目で、ちょっと空回り気味な感じの役柄もまた絶妙。“顔芸”がたまらぬ。どこの会社にも一人はこういう人がいそう。若干ウザイ感じではあるものの、それさえ我慢できればいい関係が築けそうだ。いや、なぜ上から目線?

その他、紹介所のメンバーが所長を筆頭にみんな裏の顔がありそうなのも気になるところ。というより、同局の「家政婦は見た!」をはじめ、なぜこうも家政婦紹介所には怪しげな人が集まるのか…。阿部真理亜(ちょっ、役名!)役の平田敦子とか、服装からしてもうズルイするけども。

ついでに言うと、今クール・木曜ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」の名医紹介所にも同じような怪しいニオイがプンプン。

あとは、大型犬・ヘラクレスと三田園との出会いのシーンに「イヌイッチョクセン」(笑)、小津鮫の自画像、三田園の“アクション”、粋な演出…と見どころだらけ。

またもやダラダラと書いてきてしまったが、家事のシーンはどこのご家庭でも参考になる技ばかりだし、それでいてあり得ないことばかり?起こるフィクション性も十分味わえるので、もしよければメモのご用意をされてから、ご覧になってみてはいかがでしょうか?

えっ? そもそも面白そうだから言われなくてもご覧になられますって? 

それはそれは痛み入ります。