ひび割れた鳥の卵、保護スタッフがテープで補修し奇跡的にヒナが誕生!

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ニュージーランドの自然を象徴する鳥の「キウイ」。その卵が大きくダメージを受けていたにも関わらず、人間の手で見事に孵化し話題となっている。

殻に穴があき、粘膜も流出

それを成功させたのは、Rotorua市にあるRainbow Springs Nature Parkのスタッフたち。

マネージャーのClaire Traversさんによれば、その野生の卵は約2週間前に動物保護局の隊員らに発見されたという。

しかし卵は大きなひびが入るなど酷いダメージを受けており、殻の一部は親指よりも大きな穴が開き、わずかに内部にある粘膜の流出も認められたそうだ。

Facebook/Rainbow Springs Nature Park

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古い卵の殻を使って補修

しかも卵はあと10日から12日で孵化すると考えられたため、スタッフは素早く行動を開始。

少ない材料の中から古い卵の殻を使い、開いた穴を塞いだという。

さらにひび割れた部分もマスキングテープで補修し、元の形を維持したそうだ。

この単純だが素早い補修が功を奏し、卵は数日後に孵化を開始。その後、中から元気なキウイの赤ちゃんが誕生した。

Facebook/Rainbow Springs Nature Park

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絶滅の脅威にさらされているキウイ

キウイはニワトリくらいの大きさで、翼は退化しているため飛ぶことはできないが、ニュージーランドの固有種であり、独特の自然を象徴する存在として国鳥になっている。

しかし人間が持ち込んだ動物などの影響もあり個体数は激減。5種類が確認されているが、いずれも絶滅の危機、もしくは脅威にさらされているそうだ。

Facebook/Rainbow Springs Nature Park

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Traversさんによれば今回生まれたキウイは、スタッフによって「Fissure(割れ目)」と名付けられ、3カ月から5カ月間公園で育てられた後、自然に放されるという。

奇跡的に生まれてきたキウイ。元気に成長し、たくましく自然の中で生き延びてもらいたい。