写真提供:マイナビニュース

写真拡大

NTTデータグループのデータマネジメント専門会社であるリアライズは10月19日、NTTデータの技術支援を受け、企業が持つ法人顧客リストを人工知能(AI)を用いて最適化する「Data-Master (データマスター)」のプロトタイプシステムを開発したと発表した。2017年1月以降の本格提供を目指す。

新システムは、AI技術とリアライズが持つシソーラス(言葉や単語を同義語や意味上の類似関係・包含関係などにより分類した辞書・データベース)のナレッジを融合し、日本語の顧客リストのクリーニングおよびマッチング処理をAI技術の利用により自動化する。

同システムにより、企業で部門ごとに管理しているデータや正式名称と略称、入力ミスなど、これまで人間が目視で個々に判断し修正する必要のあった重複データの識別、統合処理を自動かつ高速に行うことが可能になるとしている。

基本サービスとなる「Data-Master01」について、10月19日からトライアルとしてNTTデータイントラマート、NTTデータビズインテグラル、NTTデータユニバーシティなどNTTデータグループ会社を中心に導入効果の検証を進め、2017年1月以降の本格提供を目指す。サービス利用料金はトライアルによる検証期間を経て、サービス提供時までに正式決定を行う予定だ。

これまでのデータマネジメントサービスでは、人による判断が必要なほか、相応のコストも必要だったが、一定以上の領域までシソーラスおよびAI技術により機械処理が可能と判断できたため、より広く多くの利用客に対する安価なサービス提供を計画している。

マッチング1件当たり50円程度(リスト件数が月間5000件を超えない場合の利用を想定)の料金体系を検討。また、利用企業のリスト件数の増加に応じ、マッチング件数あたりの単価をディスカウントする料金体系も想定している。

Data-Master 01をリリースした後は、マーケターや営業企画のニーズに応えるため「部門カテゴリー自動付与サービス」「業種カテゴリー自動付与サービス」などの新サービスを追加し、Data-Masterシリーズの付加価値を向上させていく。

さらに、Data-Master 01はユーザー企業のニーズに応じて、今後はMA(Marketing Automation)/SFA(Sales Force Automation)/顧客管理システム(CRM)などのソリューションやEAI(Enterprise Application Integration)ツールとのAPI連携など、システム間データ自動連携機能の追加を検討していくという。

(山本善之介)