一般的に中国でも台湾でも、「日本人は清潔さを愛する国民」という評判があり、また日本旅行から帰ってきた中国人たちのなかには「もっとも印象に残ったこと」として、日本の清潔さを挙げる人は多い。(イメージ写真提供:123RF)

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 一般的に中国でも台湾でも、「日本人は清潔さを愛する国民」という評判があり、また日本旅行から帰ってきた中国人たちのなかには「もっとも印象に残ったこと」として、日本の清潔さを挙げる人は多い。

 中国メディアの今日頭条は18日、「なぜ日本人は中国人よりも清潔さに配慮できるのか」というテーマについて論じる記事を掲載した。記事はある中国人記者が日本で何人かの一般市民にインタビューを行った様子を紹介している。

 記事によれば、中国人記者は何人かの日本人に「外出時に出たゴミをどう処理しているか」を訊ねたが、その答えは全員同じであった。すなわち小さな袋にゴミを入れ、その袋を自分の鞄に入れて家に持ち帰って処理するというものであり、全員がそれを「当然の行為」として日常的に行っていると回答した。

 さらに記事は、日本の街にゴミが落ちていない理由について、日本人女性の見解として「街が清潔であれば、人びとも清潔さを維持しようとするが、街が不潔であれば誰も配慮しなくなるため、ますます不潔になっていく」と説明し、日本が清潔なのは清潔さを保つために日本人が意識して取り組んでいるためであることを紹介。

 外出時に出たゴミを「小さな袋」に入れ、その袋を家に持ち帰るという日本人は決して少なくないだろう。こうした取り組みは法律やルールで定められているわけではなく、日本人が自発的に行っている行動だ。こうした行動に対し、記事は「日本人の民度には敬服せざるを得ない」と驚きを示している。

 中国の街の場合、日中は清掃を生業とする人が大きなほうきを持ち、街の清掃を行っている。また至る場所にリサイクル可能なゴミとそうでないゴミを入れる2種類のゴミ箱が設置されているが、それでも中国の街は日本の清潔さとは「ほど遠い」のが現状だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)