『沈黙−サイレンス−』来日記者会見

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戦後日本文学の最高峰とも称される遠藤周作の「沈黙」を、巨匠マーティン・スコセッシ監督が完全映画化した『沈黙−サイレンス−』。2017年1月21日(土)より全国ロードショーとなるが、都内で行われた来日記者会見に、スコセッシ監督と日本人キャストの窪塚洋介、浅野忠信が登壇した。

『沈黙−サイレンス−』は17世紀江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いた宣教師の目に映った想像を絶する日本を舞台に、人間にとって本当に大切なものとは何かを、壮大な映像で描いた歴史大作。

1998年に原作と出会ってから長い間、映画化したかったと語る意欲作の特別フッテージ上映後、会場に現れたスコセッシ監督。「この作品と出会ったとき、同じくキリスト教をテーマにした『最後の誘惑』を製作していたところだった。宗教は私の人生の大きな一部だが、言葉では表現できない"信ずることは何か"というテーマを撮りたいと思っていた。実は「沈黙」を完読したのは、黒澤明監督の『夢』の撮影のため日本に滞在していた時で、これこそ精神世界を追求するのにぴったりだと思った。しかし、どのようにこのテーマをアプローチしてよいかがわからなかった。その後、長い年月の間に私自身も結婚し父親になり成長していった。そういった過程を得て、ようやく映画化にこぎつけることができた」と、思い入れのある作品の映画化までに長い歳月を得たことを明かしてくれた。

今回、オーディションで選ばれた窪塚と浅野。「力強く、正直に演技に取り組んでおり、役柄を完璧に理解していた」と、窪塚について語り、浅野については過去の日本映画でよく見ていたため、他の日本人キャスト(塚本晋也、イッセー尾形など)についても「馴染みのある人たちで、まるで家族のようだった」と温かい言葉を送った。

『沈黙−サイレンス−』は2017年1月21日(土)より全国ロードショー(海外ドラマNAVI)